客車回送列車 その7(播但線・姫新線)
1988年3月時点で運転されていた客車回送列車(一部の例外を除き定期列車限定です)のお話の続きです。
今回は播但線・姫新線です。
客車の運用については推測になります(汗)。
参考資料は
時刻表1988年3月号
鉄道ダイヤ情報1988年12月号
です。
最初は播但線です。
・掲載したのは客車列車のみです。これ以外に気動車列車が運転されています。
・客車は50系で、機関車は姫路のDE10または福知山のDD51です。
・客車回送列車は早朝の下り1本のみです。おそらく626列車の送り込みと思われますが、需要が見込めないため回送としているのでしょう。八戸・盛岡の例と同様客扱いすることによるデメリットがあるものと思われます。
・それにしてもこの当時の播但線では結構な数の客車列車が運転されていました。気動車列車を補完するような形で朝夕のラッシュ時だけ客車列車が運転される、というのがローカル線ではよくあるパターンでしたので、日中でもこれだけ客車が走っているのは珍しいケースでした。
・この客車回送列車がいつまで運転されていたのかはわかりませんが、客車は1992年3月に気動車化されて消滅しました。
続いて姫新線です。
・赤線は客車列車で黒線は気動車列車です。客車列車は回送を含む全列車を掲載しました。気動車列車は営業列車のみで、回送は掲載していません。
・客車回送列車は朝と夜に合計4本運転されています。同じ時間帯に気動車の回送列車も運転されていたように思えます。
・客車回送列車の運転区間は何とも微妙な佐用駅~上月駅間です。旅客ターミナルとしての上月駅(?)と車両基地としての佐用駅、ということになるのでしょうか。上月駅の先には峠・県境・元局界がありますので上月駅始発・終着列車の存在は何となくわかるのですが、駐泊設備は昔から佐用駅にありました。最初から上月駅に駐泊設備を設けておけば回送列車を運転したり上月駅での機回しをしなくても済むのに、と思ってしまいます。このような回送列車運転のパターンは珍しいかと思います。
・姫新線の客車列車は1992年3月気動車化され、遅くともこの時までには客車回送列車は消滅していたと思われます。
ちなみに、客車回送列車とは関係ありませんが、ネットで見つけた2023年3月の運用表から姫新線のダイヤを作成すると以下のようです。
・黒線は余部派のキハ122またはキハ127の2両編成、紫はキハ122の単行、緑は岡山支のキハ120(2両編成または単行)です。
・相変わらず佐用駅~上月駅間には回送列車が運転されています。
・加えて播磨新宮駅での系統分割もありますので、直通客にとってはこまめな乗り換えが必要になりますね。
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