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2025年5月11日 (日)

足尾線配線図

足尾線の各駅の配線図のご紹介です・・・といっても全駅ではありませんで、国鉄時代の下新田信号場、相老駅、通洞駅、足尾駅、間藤駅、足尾本山駅のみです(汗)。

 

最初に下新田信号場と相老駅です。1958年3月です。
19580301aossao
・相老駅には出発信号機はありません。
・国鉄線と東武桐生線がつながっています。1972年3月まで東武鉄道連絡の車扱貨物の取り扱いが行われていました。
・それにしてもこの配線でどのような手順で貨車の授受を行っていたのかに興味が湧きます。

 

次に通洞駅と足尾駅です。1958年3月です。
19580302aotdao
・このあたり、急勾配が続いているのがわかります。SL時代はC12の重連も見られたようですが、この辺りはNZさんの列車ダイヤに期待したいと思います(笑)。
・通洞駅には貨物側線がありますが本線は1線のみで、変わった線路配線です。入換を行うのは下り列車のみでしょうか。
・また上りは場内信号機と出発信号機がありますが、下りは場内信号機しかありません。下りの場合51は場内信号機で鎖錠するのでしょうか。
・足尾駅には数多くの側線があります。転車台もあります。
・場内信号機はありますが、出発信号機はありません。
・列車交換は可能ですが、上下本線は区別されていません。

 

同じく通洞駅と足尾駅です。20年後の1978年3月です。
19780301aotdao
・通洞駅は場内・出発信号機が廃止されて運転取扱駅ではなくなり、転てつ器は通票鎖錠装置付きになりました。
・足尾駅には出発信号機が設けられました。転車台はなくなっています。

 

最後に間藤駅と足尾本山駅です。1958年3月です。
19580303aomtaoh
・この時代、間藤駅はスイッチバックです。
・通洞駅や足尾駅同様、一部の信号機(1番線から折返線への下り第一出発信号機、折返線から1番線への上り第二場内信号機)が設けられていません。
・間藤駅から足尾本山駅に向かっては30‰を越える勾配があります。
・足尾本山駅も出発信号機がありません。それ以前にどれが着発線なのかわかりません(汗)。

 

同じく間藤駅と足尾本山駅です。1978年3月です。
19780302aomtaoh
・間藤駅は1970年10月に貨物扱いが廃止され、これに伴ってスイッチバックも廃止されました。
・足尾本山駅には出発信号機が設置されました。着発線は28号分岐器~5号分岐器の間くらい?
・その後、足尾本山駅は1987年4月には休止状態となり、1989年4月の転換時に廃止されました。

 

国土地理院の空中写真を見てみます。
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・通洞駅付近です。CKT759-C2B-6(1975年11月)を加工したものです。
・通洞駅のホームは赤矢印部で、そこから桐生方に分岐する側線に貨車の姿が確認できます。

Ckt759c2b6197511aoaoks
・足尾駅付近です。CKT759-C2B-6(1975年11月)を加工したものです。
・多くの貨車が止められています。
・転車台は撤去されてしまったのでしょうか、よくわかりません。

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・間藤駅付近です。CKT759-C1B-20(1975年11月)を加工したものです。
・すでにスイッチバックは廃止されています。旧駅部分は更地のようになり、白い直線状のホームが設けられています。

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・足尾本山駅付近です。CKT759-C1B-20(1975年11月)を加工したものです。
・荒涼とした雰囲気が伝わってきます。

 

ところで足尾線は草木ダムの建設に伴うルート変更が1973年に行われています。
このあたりも空中写真で見てみます。
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・神土(ごうど)駅付近です。KT697Y-C8-12及びCKT759-C7B-3を加工したものです。
・上がルート変更前の1969年10月、下が変更後の1975年11月です。
・①が神土駅です。旧線は赤矢印ですが、新線は青矢印部分で草木トンネルに突入します。

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・沢入(そうり)駅付近です。KT697Y-C7-16・CKT759-C5B-16を加工したものです。
・上がルート変更前の1969年11月、下が変更後の1975年10月です。
・②が沢入駅です。赤矢印の旧線は渡良瀬川の右側を通りますが、新線は草木トンネルから出ると渡良瀬川を渡り(青矢印)、旧線をまたいで沢入駅に達するルートです。

 

こちらの記事もご覧下さい。
 足尾 1986/8/17
 間藤 1986/8/17

 

配線図はT.Mさんよりご提供いただきました。
ありがとうございます。

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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コメント

毎度ながら貴重な資料の提供と公開ありがとうございます。
足尾本山駅や通洞駅の配線がインターネットの大海で公開されるのは初めてではないでしょうか?
現在の足尾本山駅の配線(貨1〜4のみ現存)しか知らない者としては「この配線でどうやって貨物の積み下ろし、入れ替えを?」という長年の疑問が解けました。

名無しさん
旧足尾本山駅はいまだ昔の面影を残していますね。

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