単行機関車列車 その14(飯田町)
単機回送のお話の14回目です。
今回は飯田町駅発着となる貨物列車の関係で新鶴見信号場~新宿駅~飯田町駅間で行われていた単機回送です。
参考資料は以下の通りです。
'88貨物時刻表
鉄道ダイヤ情報1988年9月号
鉄道ダイヤ情報1988年12月号
1988年3月です。
・飯田町駅発着となる貨物列車及びこれに関係する単行機関車列車のみを掲載しています。
・新鶴見・八王子~新宿間で上下合わせて8本、新宿~飯田町間で6本の単行機関車列車が運転されています(飯田町入換用DLの送り込み・返却を含みます)。
・苫小牧や石巻港、伊予三島など全国各地から6本の紙輸送列車が飯田町を目指して集まってくるのですが、有効長の関係でしょうかどうも飯田町へは長い編成の貨物列車が入れなかったようです。このため6本中5本は新宿まで来たら編成を分割して2つの列車に分けて飯田町を目指すという方法がとられており、分割された編成をけん引するための機関車が必要になったことが単機回送の主な理由です。
・飯田町で貨物を下した貨車は行きと同じように2つの列車に分かれて新宿に向かいますが、1つの列車に併合されたことにより余った機関車はその都度機関車基地に戻るのではなく、新宿に留まって次にやってくる分割列車を待つ、というのが基本的なパターンです。
一例をあげますと、
①23:45頃、東静岡からの5683列車が新宿に到着します。
②新宿で列車分割及び機回しを行って、けん引機は先行の5280列車として4:10頃に飯田町に向かいます。
③一方4:20頃には新鶴見から単861列車が新宿にやってきて、残された貨車を引いて4:30頃に後発の282列車として飯田町に向かいます。
④282列車が飯田町に着く直前、5280列車のけん引機は札幌貨タ行きの5161列車の片割れである貨車を引いて261列車として新宿に向かいます。
⑤282列車のけん引機は5:00頃に5161列車として飯田町を出発し、新宿で261列車の貨車を連結して5:30頃に出発します。
⑥残された261列車のけん引機は新宿駅で待機し、5:45頃に新宿に到着する米子からの4862列車の片割れの貨車を引いて再び飯田町に向かいます。
といった感じです。
その後、Wikipediaによれば、紙輸送列車は徐々に削減され、1997年3月には全廃となったようです。
単機回送が最後まで行われていたのかどうかはよくわかりません(汗)。
飯田町駅及び新宿駅の線路配線についてはKASAさんのHPが詳しいですので、是非ご覧下さい。
飯田町駅
新宿駅
また、こちらの記事もご覧下さい。
中央東線配線図(1971年3月) その1(東京~千駄ヶ谷)
中央東線配線図(1971年3月) その2(代々木~西荻窪)
主要組立駅(飯田町~甲府)
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