単行機関車列車 その16(隅田川)
単機回送のお話の16回目です。
今回は隅田川駅~田端操間で行われていた単機回送です。
参考資料は以下の通りです。
'88貨物時刻表
鉄道ダイヤ情報1988年9月号
鉄道ダイヤ情報1988年12月号
2009貨物時刻表
2024貨物時刻表
単行機関車列車の時刻については2009年、2024年では推測となります(汗)。
1988年3月です。
・山手貨物線~東北貨物線を直通して田端操を素通りする貨物列車は省略しましたが、これ以外の隅田川駅・田端操発着となる貨物列車及び単行機関車列車をすべて掲載しています。
・貨物拠点である隅田川駅と車両基地のある田端操との間で、上下合わせて実に33本もの単行機関車列車が運転されていました。ダイヤを見ても機関車は隅田川駅に長居はせず、下りは出発間際にやってきて、上りは到着するとそそくさと田端操に引き上げる様子が見て取れます。
・機関車は新鶴見機関区、高崎機関区、田端運転所に所属するEF64、EF65、EF81です。
・隅田川~三河島間は単線のため重連での回送も7本あり、その組み合わせもバラエティに富んでいます。
2009年3月です。
・単機回送は12本に激減しました。
・貨物列車そのものが減少したことに加え、田端操に回送せずに隅田川で待機する機関車が増えたことも理由ではないかと思います。
2024年3月です。
・時期ははっきりわからないのですが、遅くとも2013年頃までには車両基地機能が田端から隅田川に移転されました。
・この結果隅田川駅~田端信号場間の単行機関車列車は姿を消して、スッキリとした(ある意味味気ない) ものになりました。
こちらの記事もご覧下さい。
隅田川配線図
三河島配線図
尾久・田端操車場配線図
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隅田川貨物駅構内の機関車留置線ですが、平成25年3月(2013年)改正から使い始めています。同時に乗務員区の田端機関区も「2013年(平成25年)3月16日-乗務員区所・機関車留置区所としての機能を隅田川駅構内に新設された隅田川機関区に移転し廃止」されたそうです。荒川区役所のHPに隅田川貨物駅の歴史についての紹介ページがありました。https://arakawa102.com/business/jr%e8%b2%a8%e7%89%a9-%e9%9a%85%e7%94%b0%e5%b7%9d%e9%a7%85/
投稿: コスモス | 2025年5月26日 (月) 07時42分
またまたご無沙汰しております。
2005年から2009年頃にかけて、この区間の手製の時刻表を作り、よく子供と一緒に列車を見に行っていました。
つくばエクスプレスの新設工事に伴い、(工事の開始時期ははっきりとは分かりませんが)隅田川駅の折返線から岩沼方面へ延びる連絡線、配線図でいう「貨物単線」が一時撤去されていました。
この連絡線は2008年3月のダイヤ改正で再設置され復活しましたが、それまでの期間、常磐線方面への貨物列車は一度田端操まで折り返してから運行されていました。
東北本線との立体交差部からよく見える田端操の出発線には、いつも列車が停まっているような賑やかな様子で、非常に活気のある区間・時期でした。
機関車の運用でも、折り返し時間を短縮するためか、東京駅のように前列車の機関車がそのまま折り返し列車に使われる「段落とし運用」も見られました。
その後、紙輸送の廃止、隅田川機関区の新設に伴う単機回送の廃止、山手貨物線方面の列車の廃止な、ど輸送体系の変化により界隈の様相は大きく変わり、田端操も今では単なる中間の信号場(駅?)のようになってしまい、寂しい限りです。
かつては多数の貨物の機関車が駐機していた田端操側の機留線も、今では見慣れない黄色い「キヤ」とやらが占拠しており、すっかり様変わりした光景が広がっています。
尾久駅側も、ブルトレは全廃され、JR東日本の機関車もまさに絶滅寸前で、こちらは更に見慣れない光景になってしまっておりますが。
投稿: IDI | 2025年5月30日 (金) 20時15分
コスモスさん、情報ありがとうございます。
JR貨物が自前の滞泊設備を用意する必要に迫られたというわけでしょうか。
IDIさん
かつての田端操車場が信じられないような変化ですね。
田端操折り返しの列車はつくばエクスプレスの工事以前から運転されており、1988年のダイヤですと6358~6459と1450~1451がそうですね。
投稿: f54560zg | 2025年6月 1日 (日) 19時44分