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2025年3月 8日 (土)

単行機関車列車 その12(東青森)

単機回送のお話の12回目です。
今回は東青森駅~青森信号場間で行われていた単機回送です。

参考資料は以下の通りです。
 '88貨物時刻表
 鉄道ダイヤ情報1988年9月号
 2009貨物時刻表
 2024貨物時刻表
単行機関車列車の時刻については2009年、2024年では推測となります(汗)。

 

1988年3月です。
_198803tkthhaas
・冒頭で「東青森駅~青森信号場間で行われていた単機回送」と書きましたが、実際のところ1988年時点ではこの単機回送は上下合わせて2本しかありません。これだけではちょっと寂しいので、この単機回送2往復に加えて青森地区を通る全ての貨物列車を掲載しました。
・そうなると目立つのは単機回送よりも青森信号場における機関車の付け替えです。1988年3月の海峡線の開通により本州~北海道を貨物列車が直通できるようになりましたが、海峡線はED79専用のため青森信号場で必ず機関車の付け替えが必要でした。航送に比べれば格段に
楽になったのでしょうが、それでもちょっと面倒な作業ですね。
・そして海峡線に限らず東北線~奥羽線の直通貨物列車も青森信号場で機関車の付け替えを行っていました。つまり海峡線のED79が東北線や奥羽線に入ることはなく、東北線のED75が奥羽線に入ることもなく、奥羽線のEF81が東北線に入ることもありません。青森信号場は相当忙しかったのではないでしょうか。

2009年3月です。
_200903tkthhaas
・東青森~青森信の単機回送は1本増えて3本になりました。
・仙台総合鉄道部にEH500が投入され、東北線~海峡線の貨物列車はすべて機関車の付け替えがなくなりました。
・東北線機関車と奥羽線機関車の「交流」も進み、東北線のED75は弘前まで、奥羽線のEF81は八戸貨物まで入り込むようになっています。但しEH500が奥羽線に入ることはありません。
・海峡線にはED79も残っていますが、これは1988年のED79とは別モノです。1988年のED79はJR北海道の0番台・100番台でしたが、2009年のED79はJR貨物の50番台です。Wikipediaによれば1997年には長町まで顔を出していたらしいです。

 

2024年3月です。
_202403tkthhaas
・北海道新幹線開業に伴う25kV化により海峡線は再び専用機が必要になり、本州~北海道直通貨物列車は機関車交換必須に逆戻りしました。
・しかしながら以前のように単純に青森信だけでの機関車交換ではなくなり、東青森駅でも機関車交換が行われるようになっています。
・東北線~北海道直通の貨物列車は上下合わせて28本ありますが、このうち4本(3051、93、7066、80~3080)は東青森で機関車交換を行います。東青森での貨車の解結はなく、機関車交換のために東青森に運転停車をしています。
・逆に、東青森で停車して貨車の解結を行うもののその間に機関車交換を行うことはなく、青森信で機関車交換を行う列車もあります(3056)。
・奥羽線~北海道直通の貨物列車は上下合わせて8本ありますが、このうち6本(3099~99、4091~3091、4097~3097、98~3098、3090~4090、3094~4094)は東青森で機関車交換を行います。さらにこのうち4091~3091、4097~3097の2本は東青森で貨車の解結がありますが、他の4本は東青森で機関車交換を行うために青森信~東青森間を往復しています。

 

ここで疑問です。1988年時点では青森信だけで機関車交換を行っていたのに、2024年時点では東青森でも機関車交換を行うようになった理由は何なのでしょう。東青森で貨車の解結のために停車している間に機関車交換を行うのであればわからなくもないのですが、貨車の解結がないのに機関車交換のための運転停車を行ったり、青森信~東青森間を往復するのはちょっと不思議です。
単純に考えたら1988年当時のように旧青森機関区の車両基地設備が隣接する青森信で機関車交換するのが自然だと思うのですが。

考えられる理由その1は、青森信号場での機関車交換作業がキャパを越えたため東青森に分散させたのではないかということ。
ただ、Wikipediaによれば東青森駅構内に青森鉄道総合部東青森派出が設けられ、機関車の仕業検査を行っているらしいです。貨物時刻表を見ても、2009年では青森信号場(青森鉄道総合部本所)で行われていた仕業検査は2024年ではすべて東青森(青森鉄道総合部東青森派出)で行われるようになっています。単純にキャパを越えたただけなら仕業検査まで移管する必要はない気がします。
それにそもそも、1988年ではできていたわけですから2024年でもできそうな気がするのですが。

考えられる理由その2。これもWikipediaに書かれていたことですが、JR貨物青森総合鉄道部本所の資産は青森信号場部分と旧青森機関区の庁舎のみで、旧青森機関区の車両基地構内はJR東日本の持ち物であるらしいです。つまり青森総合鉄道部本所でのJR貨物の機関車留置や仕業検査は他社の敷地を借りて行っている、ということになるのでしょうか。もしそうであればこれを自社敷地内で行うようにするために東青森に移管し、その結果東青森での機関車交換が必要になったということも考えられそうです。
但し東青森での機関車交換は全体の1/3程度であり、まだまだ青森信号場での機関車交換は多く残っていてそのため旧青森機関区に留置される機関車は多数あります。また機関車基地としての東青森の設備は本格的というよりは応急的なものに見えてしまいます。

どちらの推測もイマイチです(汗)。

 

ほとんど単機回送とは関係ない話になってしまいました(汗)。
本題に戻りますと、東青森に車両基地機能が設けられ、青森信に機関車を回送せずに東青森で待機させるようになって東青森~青森信間の単機回送はなくなりました。

 

Google Earthを見てみます。
Googleearththha
・東青森駅です。
・機関車の検修庫らしきものが3棟あります。その配置にはいかにも応急処置感があります。

Googleearththams
・旧青森機関区です。
・まだまだたくさんの機関車が留置されています。

 

こちらの記事もご覧下さい。
 東青森配線図
 東青森 1978/10/2
 青森操車場配線図
 青森操車場配線図 追加
 青森 1978/10/2
 青森 1985/11/8
 青森配線図
 青森付近の列車運転ルート 1977 その1
 青森付近の列車運転ルート 1977 その2
 青森付近の列車運転ルート 1977 その3
 青森付近の列車運転ルート 1977 その4
 青森付近の列車運転ルート 2000
 青森雑記
 青森付近の空中写真
 青森運転所配線図

 

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