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2025年2月26日 (水)

倉賀野での入換

前回の記事で「倉賀野駅は貨物列車の発着に関しては制約の多い線路配線だったが、比較的最近側線1線が副本線に変更されたようだ」といったようなことを書きましたので、今回はそのあたりを記事にします。

 

2009年時点での倉賀野駅の配線は以下のようでした。
200910tskghs
・2番線と4番線という2本の副本線がありますので下りの倉賀野行き貨物列車はこのどちらかに到着が可能です。
・しかしながら2番線に入るとそのあと入換で上り本線を横断しなければならなくなりますので、列車として横断する4番線到着が自然のように思います。
・但しそうなると貨物列車用に使用できる副本線は4番線1線のみとなりますので、下り貨物列車や高崎操からの単機が4番線に到着した後はこれを移動させないと次に上り列車で出発する貨車を4番線に据え付けることができません。このあたりが制約が多いと感じるところです。

 

実際の入換作業を推測してみることにします。あくまで推測です(汗)。
前回の記事に掲載した1988年3月のダイヤを見ますと15:50頃に5769列車が到着して16:40頃に8766列車が出発するところがありますので、ここを例にとりたいと思います。

①
198801tskgik
・15:52、扇町からの5769列車が到着します(青色)。前述の通り4番線到着と思われます。
・この時間帯の通過列車を見てみますと、
198803tskgikbd
となっていて、上り線は268Dと948Mの間が空いていますのでこの間に5769列車は上り本線を横断することができそうです。

②
198802tskgik
・16:00頃、5769列車の機関車は編成丸ごと下り入換線に引き上げ、機関車は切り離されます。

③
198803tskgika
・16:06、空いた4番線に高崎操からの単8766列車(緑色)が到着します。
・また貨物基地からは8766列車となる貨車がDL(赤色)に引かれてやってきます。

④
198804tskgika
・16:12頃、単8766列車の機関車は上り引上げ線に引き上げます。
・貨物基地からの編成は空いた4番線に進入します。

⑤
198805tskgika
・16:15頃、4番線の編成からDLが切り離され、下り入換線の貨車の後部に連結されます。

⑥
198806tskgika
・16:20頃、上り引上げ線の機関車はバックして4番線の編成に連結されます。
・また下り入換線のDLは貨車を連れて5番線に進みます。
・下り入換線には5769列車のけん引機だけが残されます。

⑦
198807tskgika
・16:25頃、DLと貨車は貨物基地へ向かいます。
・また下り入換線の機関車は4番線に進み、貨車の手前で停止します。

この後4番線の機関車は16:36に単5769列車として高崎操に向けて出発、4番線の編成は16:40に8766列車として浜川崎に向かいます。

他の手順もあるかな、と思うところはいくつかあるのですが(例えば5769列車のけん引機が⑤のあと2番線に移動する、など)、とりあえず独断で推測してみました(汗)。

 

このような配線だった倉賀野駅ですが、いつかはわかりませんが現在では5番線が本線化されています。
こんな感じです。
202411tskghs
この変化を写真で比較してみます。
04_2009103120241130tskgsg
・上は2009年10月31日、下は2024年11月30日撮影です。以下同様です。
・下り場内信号機の表示に「5」が追加されています。

03_2009103120241130tskgsg
・5番線の上り出発信号機が設けられています。
・4番線の出発信号機は移設されています。
・3番線と4番線の間の側線は撤去されました。

02_2009103120241130tskgsg
・5番線の高崎寄りには列車停止標識が設けられました。
・下り入換線は2009年時点ではずっと先の方まで線路が見えていますが、2024年では途中から草に覆われてしまっています。

01_2009103120241130tskgsg
・5番線の本線化とは関係ありませんが、1番線と2番線の間にあった側線も撤去されました。

 

勢いついでに5番線が本線化された後の2024年の入換についても推測してみます。
前回の記事に掲載した2024年3月のダイヤの、16:40頃の単3092列車到着から17:10頃の単8883列車出発までを例にとります。

①
202401tskgik
・貨物基地からDL(赤色)に引かれた貨車が5番線に到着します。

②
202402tskgik
・DLは切り離されて高崎方に引上げます。
・16:40頃、4番線に単3092列車(緑色)が到着します。

③
202403tskgik
・単3092列車の機関車は上り引上げ線に引上げます。
・DLは6番線を使って機回しします。

④
202404tskgik
・単3092列車の機関車はバックして5番線の貨車に連結します。
・DLは貨物基地への通路線で待機します。

⑤
202405tskgik
・16:55、千葉貨物からの8883列車(青色)が4番線に到着します。

⑥
202406tskgik
・16:59、5番線から根岸行き3092列車が出発します。
・8883列車の機関車は貨車から切り離されます。

⑦
202407tskgik
・DLが4番線の貨車に連結します。

この後DLは貨車を連れて貨物基地に向かい、4番線の機関車は単8883列車として高崎操へ向かいます。

先の写真の3枚目の通り2024年では下り入換線の先の方が草に覆われてしまっているのは、それまで行っていた下り到着貨物列車の編成丸ごと引上げが5番線の本線化により不要になったためではないかと推測しています。

4番線に加えて5番線も本線になれば到着貨車と出発貨車を並べることができるわけで、出発貨車を据え付けるために到着貨車や単行機関車を移動させなければならないという面倒が解消され、入換作業は楽になったのではないかと思います。

以上、基本的に推測で書いていますので、情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらお教えください(汗)。

 

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