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2025年1月22日 (水)

烏山線配線図 その1(宝積寺~鴻野山)

烏山線の各駅の配線図のご紹介です。
今回は宝積寺(ほうしゃくじ)駅、下野花岡(しもつけはなおか)駅、仁井田(にいた)駅、鴻野山駅です。

 

最初は1958年3月です。(※1)
19580300thhs
・宝積寺駅は以前ご紹介していますが、再度掲げました。

19580301kyshtky
・いずれの駅も交換設備はありませんが、仁井田駅には貨物側線があります。信号機はないのに信号扱所のような記号が描かれています。
・分岐器付近に描かれた矢印は何でしょう。

 

続いて1972年2月です。(※1)
19720200thhs

19720201kyshtky
・特に変化はありません。
・仁井田駅は両側ホームなのでしょうか?
・この後仁井田駅では1979年にキリンビールの専用線が開通することになるのですが、その際に交換設備が設けられたのではないかと推測しています。この頃の仁井田駅の線路配線がどうなっていたのかに興味が沸きます。
・1958年の図もそうですが、鴻野山駅は「鴻ノ山」と書かれています。

 

最後に最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものです。
20200001thhs
・側線がなくなってサッパリしてしまいました。

20200002kyshtky
・いずれの駅も棒線駅ですが、仁井田駅の前後には交換設備の名残と思われる曲線があります。

 

国土地理院の空中写真で仁井田駅周辺を見てみます。

Mkt618c213196109kyni
・MKT618-C2-13(1961年9月)を加工したものです。
・右上が仁井田駅です。

Kt951xc626199510kyni
・KT951X-C6-26(1995年10月)を加工したものです。
・田んぼの中に忽然とビール工場ができています。
・ただしこの時点ではすでに専用線は廃止されてしまっています。

Ck20221c2712202205kyni
・CKT20221-C27-12(2022年5月)を加工したものです。
・忽然と姿を現したビール工場は忽然と姿を消しました。
・専用線は6年程度しか使用されなかったようですが、ビール工場自体も稼働30年程度と短命でした。

 

こちらの記事もご覧下さい。
 宝積寺配線図
 宝積寺 1986/4/20

 

配線図は
※1印・・・T.Mさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。

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コメント

お疲れ様です。
>仁井田駅は両側ホームなのでしょうか?
S51年頃に烏山線に乗車した時の記憶によれば、
もともと交換可能だった配線を棒線化し、駅舎と反対側のホームが残っていました。両側ホームではなかったと思います。
>分岐器付近に描かれた矢印
これは進入速度制限を示す記号ではないかと思います。
>キリンビール専用線があったころの配線
小生所有のS55年3月北局発行の折本に記載がありました。ご連絡いただければお送りします。

ESさん
>分岐器付近に描かれた矢印
私もそう思ったのですが、数字がないんですよね。
今日公開した烏山駅の場合は制限速度っぽいのですが、大金駅の場合は明らかに違うように思いますし。
>キリンビール専用線があったころの配線
ありがとうございます。ご連絡させていただきます。

1972年宝積寺駅の59イロの渡り線ってなんのために設けられたものなんでしょうか。
ちょっと見当がつかないですね・・・

名無し信通区さん
確かにそうですね。15と59イの間はどれくらいの長さがあったのでしょう。

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