千歳線配線図(千歳~新千歳空港)
千歳線の各駅の配線図のご紹介です。
今回は千歳駅、南千歳駅、新千歳空港駅です。
最初は1998年2月(※1)
・千歳駅は1980年7月に高架化され、簡素な配線なっています。
・南千歳駅は、千歳空港ターミナルビルに接続する空港連絡駅として、千歳空港駅の名前で1980年10月に開業しました。その後1981年に石勝線が開業し、1992年7月には新千歳空港支線の開業に伴い南千歳駅に改称されました。
・新千歳空港ターミナルビルへの移転に伴い、1992年7月に新線として開業しました。地下駅です。
続いて最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものです。
・1998年の図に比べ、南千歳駅には安全側線が増えています。1998年の図では省略されていただけかもしれませんが。
・札幌寄りの引上線らしきものは撤去されています。
国土地理院の空中写真を見てみます。
・USA-M1662-2-121(1956年10月)を加工したものです。千歳駅付近です。
・札幌方に向かって左に90°カーブする専用線があります。
・また沼ノ端寄りには転車台が確認できます。
・同じくUSA-M1662-2-121(1956年10月)を加工したものです。千歳駅の沼ノ端寄りの部分です。
・沼ノ端方に向かって左右に90°でカーブしていく専用線があります。いずれも軍事関連のようです。
・HO813X-C2-10(1981年10月)を加工したものです。千歳空港駅(現南千歳駅)周辺です。
・駅と千歳空港ターミナルビルを結ぶ連絡通路が見えます。
・MHO200412X-C2-9(2004年8月)を加工したものです。
・ターミナルビルが移転し、新千歳空港支線は赤線のあたりを通っているハズ・・・です。
配線図は
※1印・・・モクムールさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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初めまして。もう10年以上も皆様の深い考察と共に楽しませていただいております。
さて、偶然にも数日前に札幌に滞在しており、当駅を通過しました。その折に、以前の快速エアポートは構内右側通行だったはずと思い wiki など参照してみると、数年前に左側通行になった旨の記載がありました。右側通行(札幌方面が2番線使用)は苫小牧・石勝線方面の対面乗り換えを考慮したものですが、安全側線の配置などに痕跡が見えます。
なぜ「原則的」な左側通行に戻したのでしょうか?どなたか事情をご存知の方がおられましたらご教示いただけると嬉しいです。
投稿: mulapao | 2024年9月22日 (日) 17時30分
「当駅」は現・南千歳駅です。失礼しました。
投稿: mulapao | 2024年9月22日 (日) 17時33分
mulapaoさん、初めまして。
実は私も気になっていましたので、ちょっと調べてみました。主たる理由は快速エアポートの増発だと思いますが、詳しいことは次回の記事で・・・。
投稿: f54560zg | 2024年9月22日 (日) 22時06分
やはり気になるところですよね。左側通行になったことは現地で初めて知りました。モヤモヤしていたので、当記事はなんという偶然と思っているところです。確かに配線上石勝線方面とバッティングしそうではありますが、需要を考えると対面乗り換え中止はかなり思い切った判断のような気がしています。次回記事を楽しみにしております!
投稿: mulapao | 2024年9月22日 (日) 22時18分