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2024年8月25日 (日)

青森付近の空中写真

今回は青森付近の駅・操車場・車両基地等について、国土地理院の1975年の空中写真と現在のGoogleマップとで比較をしてみます。

 

最初に青森駅です。
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・CTO7520-C12-53(1975年10月)を加工したものです。
・連絡船が3岸とも接岸しています。
・写真の上、下方向に側線が伸び、また多くの貨車が止められています。

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・Googleマップです。
・線路はかなり廃止・撤去されてしまいましたが、ホーム部分は3面6線で変わっていません。

 

次に青森操車場・青森機関区です。
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・CTO7520-C13-55(1975年10月)を加工したものです。
・左側の仕訳線群には大量の貨車が止められています。
・機関区には扇形庫が残り、右の方は電機庫のようです。
・この時代、青森機関区にはED75が51両(うち37両は1000番台)、DE10を中心とした入換用DLが28両、計79両の機関車が配置されていました。

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・Googleマップです。
・仕訳線は見事に廃止され、青森信号場に名前を変えました。
・旧機関区部分がどのような組織になっているのかがよくわからないのですが、一部は青い森鉄道の車両基地、一部はJR貨物の機関車留置線として使用されているらしいです。

 

続いて青森運転所です。
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・CTO7520-C12-51(1975年10月)を加工したものです。
・青森操に多くの貨車が止められていたように、青森運転所には多くの旅客車が止められています。
・この時代、青森運転所には583系180両、485系259両、20系122両、12系45両、一般PC37両、津軽線用ローカルDC14両などが配置されており、特急用車両を中心とした豪華な大車両基地でした。

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・Googleマップです。
・太陽光パネルが設置されるなど、かつての豪華車両基地の姿が想像できないような寂れようです。青森操車場のように使用されなくなった線路が撤去されて別の用途に転用されるならまだしも、撤去もされずに放置されている姿はまさに廃墟です。

 

最後に東青森駅です。
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・コンテナ及び一般車扱貨物の積み下ろし設備が設けられています。

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・一般車扱貨物の積み下ろし部分は廃止されました。
・代わって機関車基地が整備されているようです。

 

最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成した青森付近の配線図です。
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・赤線部分が青い森鉄道の車両基地ではないかと思っているのですが・・・、推測です。
・青森信号場の北機線あたりに出発信号機らしきものが確認できるのですが、実際には使用停止になっているのかもしれません。

 

ヤード系貨物輸送の廃止、青函トンネルの開通、新幹線開業と第三セクターへの転換などにより青森周辺の停車場・車両基地は大きく姿を変えました。特に大車両基地であった青森機関区・青森運転所の凋落は1975年当時には想像できなかったことと思います。

 

こちらの記事もご覧下さい。
 青森配線図
 青森 1978/10/2
 青森 1985/11/8
 青森操車場配線図
 青森操車場配線図 追加
 青森運転所配線図
 東青森配線図
 東青森 1978/10/2
 青森付近の列車運転ルート 1977 その1
 青森付近の列車運転ルート 1977 その2
 青森付近の列車運転ルート 1977 その3
 青森付近の列車運転ルート 1977 その4
 青森付近の列車運転ルート 2000
 青森雑記

 

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