白沢・陣場・津軽湯の沢配線図
奥羽本線の各駅の配線図のご紹介の続きです。
今回は白沢駅、陣場駅、津軽湯の沢駅です。
最初に国土地理院の空中写真を見てみます。
・TO706Y-C6A-22(1970年9月)を加工したものです。陣場駅から津軽湯の沢駅までの区間です。
・陣場~津軽湯の沢~碇ヶ関間には県境越えとなる矢立峠の難所がありました。このうち陣場~津軽湯の沢間は1970年11月に勾配・曲線緩和を含めて別線複線化されています。
・写真は別線複線化の2か月前ですので、旧線・新線の両方の様子が見て取れます。新線はトンネルで一気に、という感じです。
・陣場駅周辺です。TO706Y-C7A-19(1970年9月)を加工したものです。
・別線開通に際して陣場駅は微妙に移転しています。
・津軽湯の沢駅周辺です。TO706Y-C6A-22(1970年9月)を加工したものです。
・津軽湯の沢駅も移転しています。
・陣場駅の福島寄りには補機の機待線と思われる側線があります。
・陣場~碇ヶ関間の補機は基本的には後補機だったっぽいですので、上り列車の後部から解放された補機はこの機待線に入り、やってくる下り列車の後部に連結されて戻っていったのではないかと想像しています。
続いて1977年3月(※2)
・白沢駅には専用線が増えています。
・前述の通り、陣場駅と津軽湯の沢駅は1961年時点の駅とは別物だと思います。
最後に最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものです。
・専用線を含む側線は撤去されてしまいました。
配線図は
※1印・・・NZさん
※2印・・・KASAさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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秋田県の陣場駅や白沢駅付近は鉱山(金、銀、銅など)が多くありましたので白沢駅から鉱石を発送していましたが廃坑になり川砂利の採掘禁止以降は日鉄鉱業様と住友セメント様が最後まで取り扱いしていましたが貨物列車の削減に伴い廃止されましたが住友セメントの入れ替え動車は廃止後も屋根下に放置されて平成半ばまで残っていました。
津軽湯の沢駅は近くに温泉がありましたが鉄道利用者の減少により今は冬期閉鎖駅になっています。
投稿: つるたま | 2024年8月14日 (水) 19時11分
つるたまさん、情報ありがとうございます。
住友セメントの専用線は青森寄りの上り線側だったようですね。
投稿: f54560zg | 2024年8月15日 (木) 13時11分
住友セメントの動車は駅の反対側の専用2と専用3を跨ぐモルタル造りの立派な建物でしたが風雪によりより本屋側は既になくなっていましたが専用3に15トン車が乗る程度の線路がありました。
投稿: つるたま | 2024年8月17日 (土) 20時01分