日豊本線配線図 その13(延岡)
日豊本線の配線図のご紹介の続きです。
第13回目は延岡駅です。
最初に国土地理院の空中写真で延岡駅周辺の広い範囲を見てみます。
・CKU7410-C20B-14(1975年2月)を加工したものです。
・佐伯付近で海岸を離れて山間部に入った日豊本線は延岡付近で再び海岸沿いに出ます。
・写真の右が延岡駅で、下に向かって曲線を描いているのが高千穂線です。
・左側の大きい工場は旭化成で、日豊本線から分かれた旭化成の専用線は駅から工場の外周をぐるっと回って日豊本線に突き当たる少し手前まで伸びているように見えます。
配線図です。最初は1974年6月です。(※1)
・本線はホームに面した3線で、そのいずれもが日豊本線の上下両方向の列車の発着ができるようになっています。
・高千穂線(この2年前までは日ノ影線)の列車は上り本線及び中線での発着となっていて専用のホームはありません。時刻表1974年7月号を見ますと高千穂線列車は下り7本上り8本で、およそ半数は南延岡方面に直通しています。
・この配線図には旭化成の専用線は記載されていません。すでに廃止されたのか、それとも記載モレなのかはわかりませんが。
続いて最近の様子です。(※2)
・線路名称は便宜的なものです。
・高千穂線は1989年に高千穂鉄道に転換されたものの、台風災害により2008年までに全線が廃止されてしまいました。
・貨物列車については、現在は延岡駅が日豊本線の南限になっています。少し前までは南延岡まで貨物列車が走っており、これの入換の動画がYoutubeにありました。
https://www.youtube.com/watch?v=nvQwpjyGVl4
コキを引いたEF81が9番線→下り入換線(F線)→4番線→鹿児島方本線(U線)→2番線と、ちょっと面倒な入換をしています。
駅を中心とした狭い範囲を改めて国土地理院の空中写真で見てみます。
・CKU7410-C21-18(1975年2月)を加工したものです。先ほどの1974年の配線図の頃です。
・CKU20052-C1-7133(2005年9月)を加工したものです。
・高千穂鉄道時代です。1974年の配線図の貨物1番線のあたりの水色の屋根のところが高千穂鉄道のホームになりました。
・貨物1・2番線がなくなった代わりに写真上側の側線でコンテナの取り扱いが行われているようです。
・CKU20185-C13-25(2018年4月)を加工したものです。
・高千穂鉄道は廃止されてそのホーム付近は駐車場になってしまいました。
・高千穂鉄道線及び旭化成の専用線跡は結構はっきり残っています。
配線図は
※1印・・・3RT生さん
※2印・・・キハ65さん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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