宗谷本線配線図 (新旭川・北旭川)
函館本線は旭川駅が終点ですが、今までの流れの延長で今回はちょっとだけ宗谷本線に食い込んで新旭川駅と北旭川駅です。
この両駅の配線図についてはKASAさんのHPに1981年の新旭川と北旭川、1984年の北旭川、1980年の貨物短絡線が公開されています。
国鉄 新旭川駅、北旭川駅と石北本線・貨物支線
ですのでここでは最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成した配線図と、国土地理院の空中写真をご紹介します。
・新旭川駅です。
・宗谷本線と石北本線の分岐駅ですが運転上は旭川駅が起点になっていますので配線は簡素です。
・1番線は使用停止となり、線路は断ち切られています。
・北旭川~北見間の貨物列車は当駅でスイッチバックします。貨物短絡線は何故廃止されてしまったのでしょう。
国土地理院の空中写真を見てみます。
・MHO621-C5-15(1962年6月)を加工したものです。
・国策パルプの工場は広大です。
次に北旭川駅です。
・本線を境に図の上半分が貨物関係の設備で、下半分は車両基地(旭川運転所)です。
・貨物の着発線は5線ありますが、稚内方は線路が断ち切られています。これより先に貨物列車が走ることはないのです。
・車両基地には到着・出発兼用として1線、出発専用として1線の本線が設けられています。
国土地理院の空中写真を見てみます。
・MHO672X-C5-10(1967年5月)を加工したものです。
・北旭川駅は開業は1968年10月ですのでこの時点ではまだ一面の農地です。用地の境界の一部がなんとなくわかるのが不思議です。
・この辺りには1967年11月に廃止される西永山駅があります。右寄りの黒っぽいところでしょうか。
・MHO722X-C5-9(1972年5月)を加工したものです。
・仕訳線が完成していますが積み下ろし線は貧弱です。暫定開業のためでしょうか。
・左側の道路が立体化の工事中です。
・CHO7719-C11-13(1977年9月)を加工したものです。
・コンテナ扱い設備や石油基地が整備され、北旭川駅は1974年に貨物駅として一応の完成を見ました。
・この時点でもまだ空き地のままとなっている写真の下半分の用地は、もともとは何に使う予定だったのでしょうか。
・HO844X-C8-9(1984年8月)を加工したものです。
・本線が仕訳線群の下側に移設されました。仕訳線と積み下ろし線が本線によって分断されていることによる非効率を解消するためでしょうか。
・写真の画角外ですが、北旭川~東旭川間の貨物支線が1980年10月に開通しています。
・HO893X-C3-14(1989年6月)を加工したものです。
・仕訳線群が撤去されました。
・本線の下側の細長い用地は宅地に転用されたようです。
・HO941-C2ー13(1994年6月)を加工したものです。
・本線が元の位置に戻りました。
・今度は右側の道路が立体化の工事中です。
・HO993X-C5-12(1999年9月)を加工したものです。
・仕訳線の跡地のうち、両端の旭川寄り・稚内寄りの部分が宅地化されました。
・石油基地の一部が廃止されています。
・CHO20021X-C3-10(2002年9月)を加工したものです。
・車両基地の工事が進んでいます。完成まであとわずかといった感じです。
・HO20069X-C6-8(2006年7月)を加工したものです。
・車両基地が完成し、2003年に旭川から移転してきました。転車台も設けられています。
・石油基地がさらに縮小されています。
・CHO20083ーC6-1(2008年6月)を加工したものです。
・大きくは変わっていません。
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