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2024年2月 4日 (日)

貨物の継送 1997年3月 3082列車

2079列車に続いて同じようなことを盛岡貨タ始発名古屋貨タ行きの3082列車(多分新鶴見(信)から4077列車、稲沢から3077列車)でもやってみました。ひたすら「3082」という数字を探すという、ほぼ自己満足の作業です。

まず最初に3082列車とはどんな列車か、について。
盛岡貨タ始発名古屋貨タ行きなのですが、途中水沢、宮城野、郡山貨タ、宇都宮貨タ、静岡貨物、西浜松に停車して貨車の解結もしくはコンテナの積み下ろしを行います。

前回の記事に書いた通りこの3082列車は水沢に停車して貨車の入換を行う唯一の上り列車です。その点では2079列車と対をなす列車と言えそうです。ただし運転区間は盛岡貨タ~宮城野ではなく名古屋貨タまで足を延ばします。いろいろ調べた結果を総合しますと、盛岡貨タ~宮城野の解結貨物列車と、盛岡貨タ~名古屋貨タ間の直行貨物列車の2つの顔を持つ列車のような感じで、大雑把には下図のようです。
19973082ovvw
解結貨物列車の部分は黄緑色、黄色、青色の部分で、
①各地の駅からのコンテナがいろいろな貨物列車に積まれて盛岡貨タに到着。
②これに盛岡貨タ発のコンテナを加えて整正され、3082列車に積まれて盛岡貨タを出発。
③途中水沢で入換作業。水沢行き貨車を解放し、水沢発貨車を連結。解放車の一部は2079列車で六原へ。
④宮城野に到着。水沢発のコンテナはすべて取り下ろし。
⑤そして別の列車に積み替えられて目的地に向かう。
といった流れです。

④では、おそらく水沢発のコンテナが「多品種少量」のため整正する必要があるからではないかと推測しているのですが、水沢発のすべてのコンテナは宮城野でいったん取り下ろされます。 たとえこの先3082列車が停車する郡山貨タや宇都宮貨タ行きのものであっても。このため、一部のコンテナは宮城野で丸一日停留し、⑤で翌日の3082列車に積まれる、なんてことも起こっています。

これ以外の灰色の部分が直行列車の部分で、
・盛岡貨タで3082列車に積みこまれたコンテナは郡山貨タ、宇都宮貨タ、西浜松、名古屋貨タで取り下ろし
・宮城野で3082列車に積みこまれたコンテナは郡山貨タ、宇都宮貨タ、静岡貨物、西浜松、名古屋貨タで取り下ろし 
・郡山貨タ3082列車に積みこまれたコンテナは宇都宮貨タ、静岡貨物、西浜松、名古屋貨タで取り下ろし
・宇都宮貨タ、静岡貨物、西浜松で3082列車に積みこまれたコンテナは名古屋貨タで取り下ろし
となっています。

 

詳しく見てみます。
最初に解結貨物列車の部分です。盛岡貨タで3082列車に積まれて水沢で下ろされるコンテナの発駅とその継送ルートです。
19973082msar
・北海道方面や東青森、八戸貨物からは自然ですが、関東、中京、北陸、関西方面からもやってきます。
・関東、中京方面からは盛岡貨タでの折り返しで、関西、北陸・秋田方面からは裏縦貫~青森(信)経由で盛岡貨タにやってきます。

次に水沢で3082列車に積まれるコンテナの着駅とその継送ルートのその1です。
1997308201msdp
・前述の通り水沢からのコンテナはすべて宮城野で下ろされ、全部で12の貨物列車と2つのトラック便に引き継がれます。
・弘前行きの1553列車は青森(信)経由です。なんで宮城野に来るの? って感じです。2079列車には載せられないのでしょうか。
・秋田・新潟方面行きの1659列車は北上線経由です。
・宇都宮貨タ行き、小山行きは宮城野で丸1日過ごすパターンです。

その2です。
1997308202msdp
・宮城野始発となる貨物列車が数多く設定されており、水沢から3082列車で宮城野にやってきたコンテナの多くがこれらの貨物列車に積み替えられます。

 

次に直行列車の部分です。3082列車に盛岡貨タ、郡山貨タ、宮城野、宇都宮貨タ、静岡貨物、西浜松で積み込まれるコンテナの発駅と行先及びその継送ルートです。

まず盛岡貨タで3082列車に積み込まれるコンテナです(水沢行きは除きます)。
1997308201exms
・この図には5つの発駅(青色)と19の着駅(黄色)が描かれていますが、そのすべての組み合わせの輸送ルートが設定されているわけではありません。たとえば北沼からのルートが設定されている着駅は西浜松、豊橋、名古屋貨タ、多治見、四日市だけであり、八戸貨物からは西浜松、豊橋、名古屋貨タ、半田埠頭、名古屋南港、岐阜貨タ、新守山、多治見、四日市となっています。

次に宮城野から3082列車に積まれるコンテナです。
1997308202exms1
・水沢が発駅となるルートが2つあります。3082列車に載るのは矢板行きで、2079列車で盛岡に行くのは宇都宮貨タ行きと小山行きです。出発時は別々ですが、宮城野で合流します。

最後に郡山貨タ、宇都宮貨タ、静岡貨物、西浜松から3082列車に積まれるコンテナです。1997308203exms2  
・宇都宮貨タで積まれるコンテナは宇都宮貨タ発名古屋貨タ行きのもののみです。

 

水沢及び六原発のコンテナを輸送する2079列車と3082列車の関係について、列車ダイヤの観点では以下のようになっています。
199720793082msdpdg
主に南方面に向かうルートについて見てみます。大きくは
①3082列車で宮城野に向かう(赤線部)。水沢発のみ。
②2079列車でいったん盛岡貨タに向かい、上り列車で戻ってくる(青線部)。水沢発と六原発。
の2パターンがあります。

①の場合、前述の通り水沢で3082列車に積まれたコンテナは宮城野でいったんすべて下ろされ、その後翌日の3082列車を含む12本の列車に継送されます。つまり3082列車が宮城野に到着すると、水沢から積まれたコンテナが下ろされ、代わりに前日の3082列車で水沢からやってきたコンテナが積まれる、なんてことが行われます。
②の場合、盛岡貨タから戻ってくる上り列車は全部で6本ありますが、そのうちの1本は翌日の3082列車です。同じ水沢発であっても盛岡貨タ経由で3082列車に載ったコンテナは宮城野では下ろされません。盛岡貨タで整正されているからだと思うのですが。

このため①と②という異なるルートで出発したものの結局宮城野からは同じ列車に載るケースが7本で生じています。
まとめると以下のようです。
1997msrhmgtg
・西湘貨物行きは①のルートなのに相模貨物行きは②のルートです。
・また、同じ新居浜行きでも水沢発は①のルートなのに六原発は②のルートです。
なかなか理解しがたい振り分けです。

 

結局のところ、言いたいことは、「貨物の継送ルートを理解するのは難しい」ということですね(汗)。

 

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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