日豊本線配線図 その8(牧~佐志生)
日豊本線の配線図のご紹介の続きです。
第8回目は牧駅、高城(たかじょう)駅、鶴崎駅、大在駅、坂ノ市駅、幸崎(こうざき)駅、佐志生(さしう)駅です。
最初は1974年6月です。(※1)
・牧駅はまだ開業していません。
・鶴崎駅からは専用線らしきものが分岐しています。
国土地理院の空中写真で鶴崎駅周辺を見てみます。
・CKU749-C3-25(1975年3月)を加工したものです。
・左下が鶴崎駅です。海の方に伸びていく、比較的長い専用線が確認できます。
・大野川の橋梁は架け替えが行われたような感じです。
・鶴崎駅は進路選別式ですが、似たような感じの大在駅は進路てこ式のようです。
・幸崎駅は1974年の南宮崎電化までは電化の終点だった駅です。5番線が電車の折り返しに使用されていたのでしょうか。
・6番線はホームに面しているように見えますが、本線ではありません。
・幸崎駅を過ぎると日豊本線は海岸から離れて佐賀関半島の付け根の山間部に入ります。ただし再び海岸に近くなる佐志生駅までは途中に駅はありません。
・佐志生駅は上下本線が区別されていません。
国土地理院の空中写真で幸崎駅周辺を見てみます。
・MKU612-C5-30(1961年4月)を加工したものです。
・左下へカーブしていくのが日豊本線小倉方です。
・左上へカーブしていくのは日本鉱業佐賀関鉄道線です。1963年に廃止されてしまいました。
続いて最近の様子です。(※2)
・牧駅は1987年2月の開業です。
・鶴崎駅は副本線も側線も専用線もきれいに撤去されてしまいました。
・幸崎駅は旧3番線が上下共用の本線に、旧4番線が副本線になっています。旧5番線は行き止まりとなりましたが引き続き電車の折り返しに使用されているようです。
配線図は
※1印・・・3RT生さん
※2印・・・キハ65さん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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ウィキペディアによると、九州石油(現・ENEOS)大分製油所の専用線となってますね。
投稿: すみもと | 2024年1月14日 (日) 17時27分
すみもとさん、情報ありがとうございます。
そこそこ長い専用線ですが、入換動車がタキを引いてゆっくり走っていたのでしょうか。
投稿: f54560zg | 2024年1月14日 (日) 21時05分
鶴崎駅、下り本線からそのまま脱線器も安全側線も無しに専用線に繋がっているのですね。(記載漏れか?)
投稿: 天鉄ヲタ | 2024年1月14日 (日) 21時35分
天鉄ヲタさん
おっしゃる通り実際には脱線器か安全側線が設けられていたのではないかと思います。専用線内なので意図的に省略したのかもしれません。
投稿: f54560zg | 2024年1月17日 (水) 20時25分