« 貨物の継送 1997年3月 隅田川 その4 | トップページ | 日豊本線配線図 その5(西屋敷~日出) »

2023年11月 4日 (土)

貨物の継送 1997年3月 隅田川 その5

今回は最終回です。東海から関西・中国・四国・九州方面と、広範囲に及びます。

 

199703111sdtknn1
・4080~4093列車は宮城野始発の西浜松行きで、隅田川にちょっと寄り道するカタチです。隅田川から先がもし武蔵野線経由であれば「の」の字運転のようなルートになって面白いと思ったのですが、残念ながら隅田川から東海道線方面に向かう列車はすべて山手貨物線経由です。
・豊橋行きは西浜松で載せ替えです。
・2092~67列車は泉始発百済行きで、これも寄り道と言えるのかもしれません。
・梅小路行きは百済で、姫路貨物行きは百済と大阪貨タで載せ替えです。67列車は梅小路で解結もしくは着発線荷役を行うのですが、隅田川からの梅小路行きのコンテナはここでは下ろしてもらえず、百済まで連れて行かれてしまいます。

 

199703112sdtknn1
・1353列車はまさにカオスです。
・この隅田川始発越谷貨タ行きである1353列車には、越谷貨タ行きを含めて実に43の駅行きのコンテナが積載されています。西日本への出発点は東京貨タあたりがメインであって隅田川からは輸送需要が少ないということなのでしょうか、多品種少量、十把一絡げ的な感じです。そしてそのすべてのコンテナは越谷貨タで別の貨車への載せ替えが行われます。
・これに加え、1353列車には隅田川以外を発駅とするコンテナも積まれています。例えば東青森や盛岡貨タなどから越谷貨タ、神栖などに向かうコンテナも積まれています。何という列車だ・・・。
・隅田川発千葉貨物行きのコンテナは越谷貨タで同じ隅田川始発の1351~1356列車に継送されますが、この1351~1356列車にはその4の記事に書きました通り隅田川発小名木川行きのコンテナが積まれています。隅田川を別々(11時32分と翌日の5時13分)に出発したコンテナが結局越谷貨タで同じ貨物列車に載るわけで、これも不思議な継送です。

 

199703123sdtknn5
・越谷貨タ、新座貨タと小刻みに繋いだかと思えば、新座貨タからは一気に高松、浜小倉へと向かうルートもあります。

 

1997031231sdtknn5
・四日市行きは律儀に笹島折り返しです。稲沢、名古屋貨タ、笹島の3か所でのスイッチバックです。
・多治見行きは稲沢、名古屋貨タ、稲沢でのスイッチバックとなります。

 

199703134sdtknn1
・このあたり、結構細かくコンテナ取扱駅への輸送ルートが確保されていますが、広島貨タへの輸送ルートがないのは意外な気がします。

 

199703145sdtknn1
・前述のとおり浜小倉行きは別の列車(2068~1063列車)で運ばれますが、それ以外の九州行きはすべていったん福岡貨タに送り込まれ、そこから散っていきます。鹿児島・長崎方面は香椎、日豊線方面は門司でのスイッチバックとなります。
・川内は配線の都合で鹿児島からの戻しとなります。逆に、初めから鹿児島からの戻しを前提として川内駅の配線を決定したのかもしれませんが。
・隅田川から川内への輸送日数は4日となっており、これが間違いでなければ福岡貨タに22時52分に到着して、出発するのは翌日の23時17分と、1日以上福岡貨タに留め置かれることになります。隅田川を出て川内に到着するまで76時間52分、時間的には最長の輸送ルートで、走行時間が31時間27分であるのに対し、止まっている時間は45時間25分です。ハンプがなくなっても結構止まっている時間が長い場合もあるようですね。

 

以上、1997年3月のコンテナ輸送ルートのうち、発駅隅田川の分のみをまとめてみました。出来上がったものを理解するだけでも大変でしたので、これを考えた人、作った人、さぞかし苦労されたのではないでしょうか。今頃で申し訳ありませんが、ただただお疲れさまでした、です。

 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
バックナンバーはこちらからどうぞ。

« 貨物の継送 1997年3月 隅田川 その4 | トップページ | 日豊本線配線図 その5(西屋敷~日出) »

コメント

コンテナ輸送については、中継駅でコンテナを載せ替えるのか、コキごと解結・連結するのか悩ましいところだと思います。
基本、列車は毎日走ります(休日運休は別として)が、コンテナが毎日出るかは別問題で、そこそこの量がそれなりの日数出ないと、コキを直通させることはできないケースも多いようです(列車ごとに連結両数があるため)。

加えて、悩ましいのが空コンとコキの偏りです。輸送の特性ですが、東京の場合、東京着>東京発という物量の差がありますので、コンテナもコキも空で戻す必要があります。羽沢行き8082列車がそうかは不明ですが、8000番台の列車は時々空コン輸送で運転されたりします。

ちなみにワムやワキでやっていた紙輸送をコンテナ化した際は、コンテナの積み下ろしはせず、コキに積車状態でコンテナの扉を開けてフォークリフトでパレット積み下ろしをやってたりします。

余談ですが1997年3月は飯田町の紙輸送センターが廃止されたタイミングで、直ちにコンテナ化はされていませんが、ワムしか入線できなかった飯田町が無くなったことで、代替が新座貨タと隅田川になり、段階的にコキ化がすすめられることになるタイミングです。

北東航21さん
ワムやトラの時代ですと貨物の輸送区間=貨車の移動区間だったわけですが、コンテナになるとコンテナの輸送区間とコンテナ車の移動区間が同一にならなくなるのでややこしいですね。
着発線荷役が行われるようになると、貨物側線で積み下ろしを行うのか着発線で行うのか、という選択も必要になるでしょうし。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 貨物の継送 1997年3月 隅田川 その4 | トップページ | 日豊本線配線図 その5(西屋敷~日出) »

過去の記事

2024年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ