貨物の継送 1997年3月 隅田川 その2
前回の記事の続きです。今回は東北方面行きです。
・個人的ではありますが、「3051」という列車番号は北海道行き貨物列車のエース格の列車に付与されるもの、という印象なのですが、この時点では東青森までの列車となっています。
これは1976年の3051列車です。
・八戸貨物はまだ青森方で東北本線とつながっておらず、貨物支線の終端駅状態です。
八戸貨物行きの貨車は八戸で解放されて高速475列車で向かいますが、「高速」とは名ばかりのわずか1.7kmの65km/hの小運転列車です。
・水沢行きはいったん通り過ぎてから戻ってくるパターンです。盛岡貨タ始発の名古屋貨タ行き3082列車に継送されます。
・2085列車には新潟貨タ行きのほか、秋田貨物、横手、弘前、大館、酒田港行きの貨車が連結されます。新潟貨タ行き以外の行先の貨車は新潟貨タから横浜羽沢始発秋田貨物行きの2091列車に継送されます。2091列車は高崎線~上越線を2085列車の前を走っており、新潟貨タへは2085列車よりも20分ほど先に到着しています。
・酒田港行きは酒田で解放され、入換(構内運転)で移動します。
・大館行き、弘前行きの貨車は秋田貨物からさらに別の列車に継送されます。大館行きは秋田貨物始発宮城野行きの1653列車、弘前行きは百済始発盛岡貨タ行きの4075列車です。弘前行きは秋田貨物で約6時間、大館行きは何と21時間ほどの時間調整(?)を行っていることになります。
・3071列車には多くの行先の貨車が連結され、宮城野でそれぞれの方面に散っていきます。
・岩沼、東福島、郡山貨タ行きの貨車は、いったん通り過ぎてから戻ってくるパターンです。郡山貨タ~宮城野間は約128kmありますので、往復で250km以上(!)も余分に走ることになります。ちょっとモヤモヤします。
配線図はKASAさんよりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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