和歌山線配線図 その2(大和新庄~五条)
和歌山線各駅の配線図のご紹介の2回目です。
今回は大和新庄駅、御所(ごせ)駅、玉手(たまで)駅、掖上(わきがみ)駅、吉野口駅、北宇智駅、五条駅です。
最初は1965年頃です。(※1)
・大和新庄駅の場内信号機は停止のほか、進行と注意を現示します。てこが定位の時は停止、対向の場内信号機のてこが引かれている時(安全側線側に開通して鎖錠されている時)に注意、出発信号機が先引きされている時は進行、でしょうか。
・御所駅の場内信号機はさらに警戒信号も現示します。出発信号機の過走余裕距離内の転てつ器が他の信号機によって鎖錠されている時は警戒、鎖錠されてはいないが出発信号機が定位の時は注意、出発信号機が先引きされている時は進行、ではないかと思うのですが。
・掖上駅は第2種継電丙です。手動の3現示の場内信号機は珍しい気がします。通過列車があるからでしょうか。
続いて1980年頃です。(※2)
・大和新庄は棒線駅化されてしまいました。
・御所駅の信号機は半自動の非保留になっています。Wikipediaによれば1979年3月に高田~五条間が自動(多分単線自動閉そく(特殊))化されたようですので、つじつまは合います。
最後に最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものです。
・御所駅の副本線はなくなりました。
・玉手駅は1989年3月の開業です。
・北宇智駅のスイッチバックは2007年3月に廃止されました。
こちらの記事もご覧下さい。
吉野口 1980/3/9
吉野口 1980/3/9 その2
北宇智 1980/3/9
五条 1980/3/9
北宇智・五条 1980/3/9 その2
配線図は
※1印・・・T.Mさん
※2印・・・KASAさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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この区間は、非電化時代に橋本から高野山に行く際に一度乗ったきりで、何も覚えておらずです。グリーン開放付きが連結された伊賀上野止で帰ったのと、引率してくれた旧友の母親が朱里エイコ似だったのを思い出しましたが(^^;)。
今になって、R24のように五条から直に御所に抜ければと、ふと思いました。並走するR24は何度か走ったことがあり、五條から徐々に上って「風の森」峠をサミットに、御所に徐々に下りるのですが、付近は山岳地帯でも無く緩やかな丘陵地帯で、勾配はあまり感じませんでした。
ところがSL時代の鉄道には厳しくて、北宇智(きたうち)にスイッチバックを設置して、サミットになる先の300Rで迂回して吉野口側に下りるよう建設されたそうです。Web地図で調べる限り北宇智から風の森は、直線で2.4km高低差90mで、37.5‰の上り勾配になりますし。
奈良県立図書情報館 ITサポーターズ>奈良の今昔写真WEB
https://www.library.pref.nara.jp/supporter/naraweb/syasinweb.html
御所市と五條市を探せば、御所、掖上、吉野口、北宇智、五条、大和二見、川端の、かつての駅構内の写真があります。吉野川に五新鉄道の橋梁台が全て残っていた時の写真も。
投稿: moni5187 | 2023年9月 6日 (水) 17時11分
スイッチバックと言えば山岳路線というイメージになりがちですので、北宇智駅の場合は「なんでここに?」と感じてしまいます。、
投稿: f54560zg | 2023年9月10日 (日) 09時29分