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2023年8月 3日 (木)

「はる」と「はら」

前回の記事でご紹介したいくつかの駅のひとつに新田原駅があります。1年ほどの間電化の終端だったこともあって、趣味誌等でその駅名を見かけることがありましたが、当時は「にったわら」と読んでいました。「にったはら」かもしれないけど、たぶん「にったわら」。
・・・ゴメンナサイ、「しんでんばる」はムリです~~~(汗)。
その後知りました。そうか、そうなんだ。九州では「原」を「はる」と読むんだ・・・。

時刻表1971年3月号から、「原」を「はる」と読む国鉄の駅をざっと拾い集めるとこんな感じです(モレがあるかもしれませんが)。1200stnhu
東京生まれの人間からすると激しく動揺します。小学校で教わるのと違う・・・。
人の苗字でも、「はるださん」とか「なかばるさん」っていらっしゃるのでしょうか。

 

ただいろいろ調べてみると、すべての場合において「はる」と読むかといういとそういうわけでもなく、「はら」や「わら」もあるんです。ややこしい。
「原」を「はら」または「わら」と読む国鉄の駅は以下の通りです。
1200stnha
「さどはら」や「ひろはら」の方がよりしっくりする気がしますが、全体としてはまあまあ落ち着きを取り戻せた感じがします。

 

「はる」と「はら」、何が違うのでしょう。どういう場合が「はる」で、どういう場合が「はら」なのでしょう。吉都線は隣同士ですし。
九州以外でも「はる」と読む駅はあるのでしょうか。

 

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コメント

日本国語大辞典で確認してみましたが、「原」の意味で「はる」と発音するのは
筑紫全域の方言のようで、現代ですと
佐賀、対馬、大分、鹿児島あたりに存在するそうです。

また、「台地」「台地上の平地」を意味する「はら」を
「はる」と読む例は熊本や大分に見えるとのことです。

連語で「はら」を「わら」と読むのはハ行転呼音ですね。

*大学の学部での専攻が国語史でした。

ヤドリギさん、ありがとうございます。
同じ「はる」でも、県によって意味合いが微妙に違うのですね。

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