紀勢本線配線図 その１８(下津～宮前)

紀勢線の配線図のご紹介の18回目、最終回です。
今回は下津駅、加茂郷駅、冷水浦(しみずうら)駅、海南駅、黒江駅、紀三井寺駅、宮前駅です。

最初は1971年10月です。(※1)

・加茂郷駅には丸善石油の専用線があります。近くに製油所がありますので積込み施設ではないかと思います。
・一方下津駅にも専用線があり、こちらも丸善石油っぽいです。こちらは取卸し施設ではないかと思うのですが、隣り合う2駅の片方に積込み、他方に取卸し施設があるのはちょっと不自然のような気もするのでそうではないのかも。
・それはそれとして、下津駅の配線は変わっています。

・海南駅は、開業当初は日方町駅でした。野上電気鉄道線が接続しています。
・宮前駅の手前には違和感だらけの分岐があります。本州化学の専用線です。国土地理院の空中写真ではこんな感じです。

・CKK749-C22-5及びCKK749- C23-5を加工したものです。
・この分岐点は紀三井寺駅の構内のようですが、宮前駅までは300mほどの距離です。
・このあたりについては
　貨物列車ネタ８(一方向からしか入れない駅) その５ 紀三井寺
の記事もご覧下さい。

続いて1976年9月です。(※1)

・冷水浦駅は駅名だけで配線図は省略されています。

・黒江駅、宮前駅も配線図は省略されています。

続いて1978年3月です。(※1)

・大きな変化はありません。

続いて1980年3月の下津駅と加茂郷駅と海南駅です。以前ご紹介したものです。

・下津 1980/3/12の記事もご覧下さい。 

・加茂郷 1980/3/12の記事もご覧下さい。

・起終点が逆です。
・海南 1980/3/12の記事もご覧下さい。

最後に最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものです。

・下津駅も加茂郷駅も貨物扱いは廃止されています。

・1994年に野上電気鉄道線は廃止され、1998年に海南駅は高架化されました。

・紀三井寺駅は棒線駅化されました。

宮前駅から先、和歌山市駅までについては以下の記事をご覧下さい。
　・和歌山操配線図
　・和歌山配線図
　・紀和配線図
　・紀和配線図　補足
　・紀和配線図 その２
　・紀和～紀伊中ノ島 1980/3/13
　・和歌山市配線図
　・和歌山市 1980/3/13
　・和歌山駅周辺の路線の変遷

配線図は
※1印・・・T.Mさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。

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