石勝線配線図 その1(駒里(信)~滝ノ上)
今回は石勝線の各駅の配線図のご紹介です。
先日、配線図作成に苦労する私を見かねた(?)モクムールさんから、1998年2月時点の北海道の主要路線の配線図をご提供いただきました。大変ありがとうございます。
今回はこちらをメインに、さらに、すでに作成済みだった(汗)最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものを加えてご紹介します。
最初は、駒里信号場と西早来(にしはやきた)信号場です。
1998年2月(※1)
・ともに1981年の石勝線開業と同時に設けられた信号場です。
最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものです。
・両信号場とも若干妙な位置に保守用と思われる側線が設けられています。
続いて追分駅です。
1998年2月(※1)
・4方向に線路が伸びる大きな駅です。苫小牧方、岩見沢方、夕張方の3方向は1892年の開業で、南千歳方は90年後の1981年の開業です。
・場内や出発はありませんが、なぜか入換信号機の進路だけが記載されています。これを見ると2番線と6番線は機関車の付け替えが想定されている感じですが、1988年時点ですでにそのような機関車運用は見当たらなくなっています。
最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものです。
・機待線は下りも上りも撤去されてしまっています。
・追分駅を通る室蘭本線についてはJR北海道が単独では維持することが困難な線区に選定されており、今後が注目されます。
国土地理院の空中写真です。
・USA-R246-56(1948年4月)を加工したものです。
・転車台と扇形庫が2セット設けられています。室蘭本線、夕張線の輸送を担う重要な機関車基地です。
続いて東追分信号場と川端駅です。
1998年2月(※1)
・東追分駅は1965年、川端駅は1894年の開設です。
最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものです。
・東追分駅は2016年に信号場化されました。
・川端駅の1番線は切り離されてしまっています。
続いて滝ノ下信号場と滝ノ上駅です。
1998年2月(※1)
・滝ノ下は1981年の石勝線開通時に設置された信号場です。
・滝ノ上は1897年に開設された駅です。
最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものです。
・滝ノ上駅の1番線も使用停止になっていますが、川端駅と違って線路は繋がっています。
配線図は
※1印・・・モクムールさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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早速,資料がお役に立てて嬉しいです.
管理人さん作成の配線図と比較して,追分駅の配線略図で,4番線から下り方,気動車線に向かう亘り線が欠落していることが確認できます.JR内部資料にもミスが少なうないということですね.
今後の北海道の別線区シリーズに期待しております.
投稿: モクムール | 2023年5月 3日 (水) 21時55分
モクムールさん、この度はありがとうございました。
人の作る資料ですのでどうしても間違いはありますよね(このブログも結構多い・・・)。これからご紹介する予定の新夕張駅にも間違いがありましたので、これはあらかじめ修正させていただこうと思います。
投稿: f54560zg | 2023年5月 4日 (木) 10時59分