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2023年4月19日 (水)

岩見沢周辺の盲腸線 その1

石狩炭田で採掘された石炭を運び出すため、かつて岩見沢周辺にはいくつかの国鉄の盲腸線が存在しました。
こんな感じです。
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その後石炭産業の衰退でそのすべてが失われてしまいましたが、まだ現役だった頃の列車ダイヤを1968年10月の交通公社時刻表及び貨物時刻表から作成してみました。
今回はそのうちの歌志内線、上砂川支線、南美唄支線についてご紹介します。

 

まず歌志内線です。営業キロ14.5km、途中駅は5駅、所要約25分です。1891年7月開業で、1988年4月に廃止されました。
51196810usda  
・当然ながら営業列車のみです(汗)。回送列車や機関車単行列車等は含まれません(以下同様です)。
・赤線は気動車列車です(以下同様です)。ですので、歌志内線の旅客列車はすべて気動車ということになります。
・旅客列車は10往復で旅客列車同士の交換はなく、行って帰るの運用っぽいです。
・気動車はキハ21や22ではないかと思います。苗穂あたりの所属でしょうか。
・貨物列車は4往復です。ネット上の写真を見ますと滝川のD51あたりが使用されていたようです。

国土地理院の空中写真で歌志内駅を見てみます。
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・CHO7728-C10-6(1977年9月)を加工したものです。
・左が起点方です(以下同様です)。
・旅客ホームは左上です。転車台も見えます。線路は先に延び、石炭積込場まで続いています。

 

次に上砂川支線です。営業キロ7.3km、途中駅は3駅、所要約15分です。1926年開業で、1992年に貨物廃止、1994年に旅客も廃止されました。
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・12往復の旅客列車はすべて気動車です。やはり苗穂あたりの所属でしょうか。
・貨物列車は5往復です。歌志内線同様滝川のD51でしょうか。
・旅客列車、貨物列車を含めて途中駅での交換はありません。

上砂川駅の空中写真を見てみます。
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・CHO762-C1A-6(1976年10月)を加工したものです。
・旅客ホームは中央やや左です。付近には転車台もあります。
・石炭積込設備はホームの向かい側でしょうか。ホームの先、右方向に線路が伸びているようにも見えるのですが、カオスな状態でよくわかりません。
・上砂川支線は、所によっては歌志内線と1kmくらいしか離れていないところを走っています。

 

続いて南美唄支線です。営業キロ3.0km、途中駅なし、所要約5分です。1931年に貨物のみで開業、1944年に旅客営業開始、1971年に旅客営業廃止、1973年に貨物営業も廃止されました。
53196810mbda 
・旅客列車は7往復で、うち1本は土曜日のみの運転です。すべて気動車列車です。
・貨物列車は2往復です。

南美唄駅の空中写真を見てみます。
03mho662xc19196607
・MHO662X-C1-9(1966年7月)を加工したものです。
・美唄からの線路は旅客ホーム手前で二手に分かれ、片方が旅客ホームに、他方が石炭積込場に伸びているように見えます。貨物列車の着発線はどのあたりになるのでしょう。

 

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