函館本線配線図 (小樽~銭函)
今回は函館本線の小樽駅~銭函駅間の配線図のご紹介です。
最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものだけですが(汗)。
・小樽は単線/複線、電化/非電化、自動閉そく/特殊自動閉そくの境界です。
・長万部方、札幌方とも、どの本線にも進入できますし、どの本線からも進出できます。
・札幌方への折り返し列車は5番線の使用が多いようです。
・Wikipediaを見ますと、17年ほどの間に、小樽中央→稲穂→高島→中央小樽→小樽と、転々と駅名が変わったようです。
・南小樽駅はかつての手宮線の分岐駅です。官営幌内鉄道の開通と同時に開業した駅ですので、現小樽駅よりも歴史があります。小樽駅同様、開運町→住吉→小樽→南小樽と駅名が変化したことがWikipediaに書かれています。
・小樽築港駅には保守用と思われる側線がいくつか残されています。3・4番線はどのような列車が使用するのでしょうか。
・C62ニセコ号が運転されていた時は、ネットの情報を見ますと、当初は小樽築港駅に残されていた転車台で転向していたようですが、転車台が撤去されたのちは苗穂まで回送して転向していたらしいです。
・朝里駅~銭函駅間にはかつて張碓駅がありました。1968年10月時点では28本の列車が停車していましたが(下り列車の場合。以下同じ)、1969年11月時点では9本程度、1978年10月時点では4本程度にまで減少していました。1990年からは夏期のみの臨時駅となり、1998年からは夏期も全列車通過となって、最終的に2006年に正式に廃止となっています。
・銭函駅の中線はほしみ駅始発・終着列車の折り返しに使用されているようです。
次に1958年6月の小樽築港駅の配線図です。(※1)
・この頃は石炭を船に積み替えるための基地として賑わっていたのではないでしょうか。
・それに加えて操車場としての機能も持っており、すごい大きい駅になっています。
また、E10さんのブログでは1979年と1987年の小樽築港機関区の様子が紹介されています。
小樽築港機関区 1987/3/27
小樽築港機関区 1979/8 (20.4.25加筆)
最後に国土地理院の空中写真で小樽築港駅と手宮駅の様子を見てみます。それぞれについてのコメントは省略します(汗)。
小樽築港駅です。
1948年4月です。
USA-R246-146を加工したものです。
1976年9月です。
CHO763-C6B-23・24を加工したものです。
2008年6月です。
CHO20081-C10-30・31を加工したものです。
手宮駅です。
1948年4月です。
USA-R246-150を加工したものです。
1976年8月です。
CHO763-C4B-21を加工したものです。
2008年6月です。
CHO20081-C7-17を加工したものです。
「鉄道による貨物輸送の変遷」には小樽築港駅(1932年から1984年の間(ざっくり過ぎ)と推測)、手宮駅(1936年)の配線図が掲載されています。
配線図は
※1印・・・NZさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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手宮駅の1948年には、巨大な木造海上桟橋(石炭用)の名残が残っていますね。
空襲による破壊を恐れて、戦時中に設備を撤去してしまいましたが(代わりに築港に桟橋を建設)、手宮駅の構内に入ったところから、山側を勾配で登っていき、そのまま海上の桟橋上に線路が伸びていたようです。
当時の配線図(時期は不明)が以下のサイトに載っています。「鉄道による貨物輸送の変遷」と同じものでしょうか?
http://blog.livedoor.jp/jiyushiko/archives/17857322.html
1976年の画像では、跡形もなくなった旧桟橋の手前(駅寄り)にコンクリート製の小ぶりの海上桟橋がありますが、これは戦後建設されて、1980年ごろまで現役でした。
投稿: 北東航21 | 2023年2月 3日 (金) 09時42分
北東航21さん
ご紹介いただいたサイト様に掲載されているのが「鉄道による貨物輸送の変遷」のものですね。扇形庫の裏側をぐるっと回って桟橋に至っています。
このテの石炭積み替え設備、室蘭とか若松とか、実物を見たら感動すると思います。
投稿: f54560zg | 2023年2月 5日 (日) 21時11分
書き込みが以前と重複して誠に申し訳ございません。
最近詳細に調査した結果 昭和56・57・58年度に廃止された宮城県の栗原電鉄各駅から札幌近郊までの粳玄米の定量輸送は
栗駒駅から小樽築港駅・浜小樽(貨)東札幌(貨)・札幌貨物ターミナル駅・・岩見沢駅
沢辺駅から小樽築港駅・札幌貨物ターミナル駅・岩見沢駅・苫小牧駅
若柳駅から小樽築港駅・苗穂駅・東札幌(貨)札幌貨物ターミナル駅・岩見沢駅まで各年度年間60t~100t前後実施されておりました。
又栗駒駅から小樽築港駅・東札幌(貨)・岩見沢駅間でむしろ・筵縄の定量輸送が各年度年間50t前後
わら工品の定量輸送が小樽築港駅・札幌貨物ターミナル駅・苫小牧駅・岩見沢駅間で各年度年間50t前後
又江別駅から栗駒駅間で馬鈴薯の定量輸送が各年間30t前後実施されておりました。
しかし昭和58年12月28日に全て廃止されました。
しかし貨物輸送の面では宮城県内から北海道や関東以西の方がトラック輸送より鉄道貨物輸送の方が長距離輸送の場合貨物運賃はかなり割安である事が調査の結果判明致しました。
しかし昭和59年1月31日にそれが突然逆転しました。
又もし可能でしたら北海道内の留萌本線・日高本線・名寄本線・標茶線他等廃止された路線他現役の路線の1980年前後の線路配線図を公開してください
お願いします
投稿: 雅彦 | 2023年2月10日 (金) 18時15分
>廃止された路線他現役の路線の1980年前後の線路配線図
申し訳ありません、持ち合わせておりません。
投稿: f54560zg | 2023年2月11日 (土) 16時50分