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2023年1月29日 (日)

札幌周辺の車両基地 その2

札幌地区の各車両基地の状況の変化についての2回目は気動車、電車、客車です。
年ごと・車両基地ごと・(大まかな)車種ごとの配置両数の推移を車両配置表から追いかけます。期間は、ところどころ欠けているところはありますが、1961年以降JR化までです。
車両基地の名称は国鉄時代の代表的な名称を使用しました。時期により異なっている場合があります。

参考資料は鉄道図書刊行会の車両配置表のほか、鉄道ピクトリアル1967年3月号(運転所を訪ねて:札幌運転区)、Wikipediaほかのネット情報です。

 

最初は気動車です。
グラフでは特急用DC、急行用DC、一般用DCに分けています。
特急用DCは82系、183系を指し、急行用DCは56系、55系を指し、一般用DCはそれ以外の車両を指します。
ですので実際の使われ方とは必ずしも一致していない場合があるかと思います。あくまで便宜的な区分です。

まず苗穂機関区です。
Nbdc
・気動車基地の開設は1957年らしいです。
・1961年3月時点では一般用DCを中心に約70両、1963年3月時点では急行用が増備されて約140両の配置です。
・1975年以降は170両ぐらいで推移しましたが、1984年度以降は減少傾向です。
・Wikipediaによれば、2022年4月時点では特急用85両、一般用40両、合わせて125両の陣容だそうです。

次に札幌運転区です。
Sudc1
・運転区開設は1965年9月です。
・ですので1961年4月と1963年4月のDCは札幌運転区ではなく札幌客貨車区の所属です。この時代の札幌客貨車区には気動車検修設備や給油施設があったのでしょうか。若干不思議です。
・この札幌客貨車区配置のDCは1968年時点では札幌運転区ではなく苗穂機関区所属になっています。最初から苗穂機関区配置としなかったのは収容能力の関係でしょうか。これも不思議です。
・北海道最初のDC特急は函館持ちでしたので、札幌運転区に特急用気動車が配置されたのは1971年度からです。
・機関車同様苗穂機関区との住み分けがよくわかりません。特に一般用DCが。これも不思議です(汗)。
・Wikipediaによれば、2022年4月時点では特急用のみ47両が配置されているようです。


今度は電車です。
電車は札幌運転区オンリーです。
グラフでは特急用ECと一般用ECに分けています。
特急用ECは485系、781系、783系を指し、一般用ECは711系を指します。あくまで便宜的な区分です。
Suec
・1968年8月の小樽~滝川電化が電車配置のスタートです。
・1974年度からは特急用ECも配置され始めました。当初は485系1500番台で、1978年度からは781系が配置され始め、485系は1980年度に本州に転出しています。
・1980年度の電車の増加は千歳線電化によるものです。
・Wikipediaによれば、2022年4月時点では785系、789系、721系、731系、733系、735系が配置されています。このあたりはどんな車両なのか私にはさっぱりわかりません(汗)。

 

最後に客車です。
客車は車種の区分なく車両基地をまとめてグラフにしました。営業用車両のみです。
該当する車両基地は札幌客貨車区、札幌運転区、小樽築港客貨車区小樽支区の3か所です。Sapc
・前述の通り1965年に札幌運転区が開設されているのですが、運転区開設と同時に札幌客貨車区が廃止となったわけではありませんでした。札幌客貨車区には1967年度までは営業用客車が配置されており、1968年度以降も事業用車が配置され続けました。組織としても少なくともJR化までは存続していたようです。事業用車が配置されていたとしても札幌には置く場所はありませんで、苗穂あたりに置かれていたらしいです。
・小樽築港客貨車区小樽支区の客車も札幌運転区開設後の1968年度まで配置され続けました。遅くとも1970年度までには配置がなくなり、組織としても1972年度に消滅しています。
・1982年度からは札幌運転区に14系が配置されるようになりました。
・Wikipediaによれば、2022年4月時点では札幌運転所には営業用客車の配置はありません。

 

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コメント

北海道向け急行用気動車は、キハ56系が登場する前に一時的にキハ55系が配属され、その後一部の車両は耐寒改造されて再配置されました。
それ以外に、1968年で製造が終わったキハ56系のグリーン車キロ26が不足したことから、1973年中央西線電化で余剰となったキロ28が2両、苗穂へ転属(すぐ札幌へ転属)したのが記憶に残っています。

さすがに道東や道北へは冬季の運用ができないので、急行ちとせ専用だった模様です。室蘭電化の際の特急格上げで廃車になりました。

北東航21さん
北海道の冬は、それはそれは厳しいものなのですね。

私の所有している「国鉄車両配置表」(昭和43年3月31日現在)上では、札幌客貨車区には未だ、オロハネやナハネ、スハネ等の客車が71両配置されています。実務上は運転区に置かれていたかもしれませんが、配置上は1968年度(ヨンサントオ)まで機能していました。車歴上、営業用客車が完全移管されたのは1969年です。

studio4310さん
なぜ札幌運転区開設の時点で札幌客貨車区所属車が運転区に移動しなかったが不思議ですね。

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