鹿児島本線配線図 その22(川尻~小川)
鹿児島本線の配線図のご紹介、今回は川尻駅、富合駅、宇土駅、松橋駅、小川駅です。
配線図は最近のもののみです。
・西熊本駅は2016年の開業で、この配線図にはまだ記載されていません。
・川尻駅には、少なくとも1971年~1984年の間は熊本客車区川尻支区が設けられていました。このあたりの変化を例によって国土地理院の空中写真で見てみます。
・MKU622-C21-9(1962年8月撮影)を加工したものです。
・左が門司港方で、川尻駅は写真の右側です。周辺にはまだ何もありません。
・CKU7422-C54-10(1975年3月撮影)を加工したものです。
・多くの留置線が設けられ、直列に3つの線群に分かれているように見えます。鹿児島方は川尻駅のホームと並列に7~8線くらい、門司港方に行き止まりで10線くらい、両者の間に3線くらい。よくわからないのですが、鹿児島方の留置線が着発線になっているようにも見えます。
・これらの施設は熊本駅の車両基地能力が限界に達したための救済と思われます。ですので大半は熊本駅~川尻駅間を回送していたようですが、1975年3月の時刻表では朝方に1本だけ下り川尻行きの普通列車が設定されています。
・CKU201311-C1-7(2013年7月撮影)を加工したものです。
・留置線の大半は新幹線用地に召し上げられてしまいました。この写真ではよくわかりませんが、配線図の通り門司港方に2線だけ残されたわけですね。熊本操の跡地に新車両基地を設置していますので、もはや川尻駅に留置線は必要ないような気もします。
・宇土駅は三角線の分岐駅ですが、三角線の列車はすべて熊本駅に直通するため線路配線はシンプルです。
・上り本線にホームがないところが変わっています。
配線図はキハ65さんよりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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