紀勢本線配線図 その8(新宮)
紀勢線の配線図のご紹介です。
第8回目は新宮駅です。
こちらの記事もご覧下さい。
新宮 1980/3/15
熊野地 1980/3/15
最初は1958年6月です。(※1)
・この時点では三木里~新鹿間がまだ開通していません。ですので新鶴見や汐留行きの集結区分は上り方ではなく下り方です。
・裏1~3番線という線名は珍しいですね。秋田あたりでしたら裏ではなく表1~3番線になろうかと思いますが。
続いて1976年12月。(※2)
・5番線が副本線になりました。
・転車台は既になくなっています。
続いて1983年12月。(※3)
・熊野地駅は1982年に廃止され、熊野地駅への線路は引上線になっています。
続いては最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものです。
・1番線から亀山方には進出できなくなり、5番線は和歌山市方からの出入りができなくなりました。
・亀山方の配線が妙な感じで変更されており、1番線と3番線は先端部がホームから離れています。これはどういう理由によるものなのでしょうか。踏切の関係でしょうか。
昔の新宮駅付近を国土地理院の空中写真で見てみます。
・USA-R1373-9(1948年5月撮影)を加工したものです。
・10年前の路線切替によって廃止となった旧新宮鉄道の線路の跡がよくわかります。
配線図は
※1印・・・NZさん
※2印・・・KASAさん
※3印・・・T.Mさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
バックナンバーはこちらからどうぞ。
« 紀勢本線配線図 その7(熊野市~鵜殿) | トップページ | 鹿児島本線配線図 その17(肥前旭~羽犬塚) »
新宮駅5番線は、稲沢から鵜殿行きの貨物が一旦新宮まで行き、鵜殿に折り返していました。
重連だと鵜殿の有効長に収まらないため、新宮まで行って単機にして戻ってくると聞きました。
それより前は、鵜殿の紀州製紙向けと紀伊佐野の巴川製紙向けを併結していて、新宮で分割していたとも。
貨車がコキになって亀山から単機で牽くようになって、新宮折り返しが無くなりました。
投稿: 北東航21 | 2022年10月 4日 (火) 22時55分
>亀山方の配線が~~踏切の関係でしょうか。
春日踏切の拡幅の時に分岐器の位置を変更したかと思います(推測ですが)。手持ちの記録では2002-06-23には歩道の舗装を残すのみで,踏切拡幅はほぼ完了しています。それにより有効長が減ったのか,それまで多客期の特急は9両(基本6+増結3)が設定されていましたが,そのあたりから無くなったように思います。
投稿: ツチガエル | 2022年10月 7日 (金) 22時50分
>新宮駅5番線
おお、確かに!
>亀山方の配線
そいですよね、その分有効長が短くなっているはずですからね。
投稿: f54560zg | 2022年10月 8日 (土) 15時46分