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2022年10月22日 (土)

熊本の入換信号機

今回は熊本駅に設けられた入換信号機についてのお話です。

 

前回の記事で、「車両センター内に場内・出発信号機を備えた着発線が設けられていることから、熊本駅と車両センター間の移動は回送列車である」といった趣旨のことを書きました。
ところが前面展望動画をよく見てみましたら、熊本駅の各着発線の下り出発信号機の下位には入換信号機が設けられていることに気づきましたので、ひょっとしたら列車としての移動もできるが構内運転(入換)でも移動できるようになっているのでは?という疑問が生じました。(実際にそんな両刀遣いが存在するのかどうかは知りませんが(汗)。)
そこで前面展望動画をさらに食い入るように見て、入信と車停の配置を調べてみました。
その結果は下図のようです(入信と車停のみ記載しています)。

202000kxcc
車両センター側については、その先のほうに車両停止標識が設けられていました。車両停止標識を超えて構内運転車両が移動することはできませんので、車両センター側の入換信号機はあくまでホーム線路間の移動(たとえば1番線→下り本線→6番線など)を行うためのものであって、車両センターまでの移動を目的としたものではないようです。車両センターとの間は列車でしか移動できないということですね。

 

次に門司港方の入換信号機にも目を向けてみます。
前回の記事で「門司港方に出発できるのが2線しかないのが不思議」と書きましたが、この状況を生み出しているのは門司港方の対向の渡り線です。そしてさらに、この渡り線のため、ホーム線路間の移動のための入換を行う場合は下り本線への引上げを行うようになっています。
複線区間で本線引上げを行う場合、対向列車がやってこない側の線路へ引上げるようにするのが一般的だと思っていますので、これには若干の違和感を感じてしまいます。
対向の渡り線をシーサスにして1・3番線からの上り列車の出発を可能にするとともに、入換車両の引上げを上り本線とするのが自然なような気がします、個人的には。
もっとも実際には門司港方への入換引上げはほとんど行われないのではないかと思いますが。

 

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コメント

>車両センターとの間は列車でしか移動できないということですね。

手元の、平成19年3月18日改正の鹿児島本線、九州新幹線、三角線、指宿枕崎線のダイヤグラムを見てみると、ご慧眼のとおり、熊本ー熊本(操)間に、多数の電車や気動車の回送列車が設定されています。

Wikipediaによれば、熊本操車場はとうになくなっているのに、貨物駅は熊本(操)とJR貨物の時刻表に記載されているようです。また平成18年に熊本車両センターが開設されているようですが、貨物駅と車両センターが同じ位置にあるからか、ダイヤ上では熊本(操)と記載されているようです。ただし、貨物取扱の「K」は熊本(操)に、車両基地の「半円」は熊本駅に付けられています。

また、川尻発着の回送列車も別に確認していますので、それらと混同していることはありません。

NZさん
着発線を持つ車両基地はいくつかありますが、旅客ターミナルとは別の停車場になっている場合がほとんどですので、熊本は珍しい例だと思います。

いつも興味深い版線図と記事をありがとうございます。

熊本駅は在来線と新幹線の駅が用地を分けあう形なのか、本当にコンパクトな高架駅になったのですね。

車両基地への回送が列車運転の方式だったとは意外でした。てっきり入換信号機による入換かと思い込んでおりました。

できれば、大分~大分車両センター間のように、回送線というか通路線がほしいところなのかもしれませんね。

でも仮に用地と予算があったとしても、貨物駅への出入りが平面交差しているので、3線区間となると線路配置が複雑になってしまいますね。


>入換信号機

前面展望動画をみますと、

https://youtu.be/Ksw3EmMGFyU?t=5888

門司港方の下り本線にある入換信号機には、進路表示機の下に誘導信号機も設置されているようにもみえますね。機回しとか、増結とかにも対応しているのでしょうか。

KASAさん
>列車運転の方式
私も意外でした。列車にするメリットの一番は運転速度のような気がするのですが、この場合それほど距離はありませんし。逆に列車として備えなければならい条件など面倒なことが発生しているのではないかと思ってしまいます。

>誘導信号機
さすがですね、私は気づきませんでした。色灯式は見逃しがちです(汗)。

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