クモヤ191系運用 その6
1977年の田町電車区のクモヤ191-1+クモヤ190-1の運用のご紹介、その6回目です。最終回です。
・12月15日は横須賀線です。
・まだSM分離前ですので品川~大船間は東海道線を走ります。
・12月16日、東北回送線で尾久へ、折り返して上野へ、再び折り返して宇都宮へ向かいます。上野での折り返しはおそらく地平ホームではないかと思います。
・12月19日は宇都宮~黒磯間を往復します。
・12月20日は日光線を往復し、検測しながら田町区に戻ります。
・12月21日は東大宮に向かいます。東北回送線経由となっていますが、山手貨物線~東北貨物線経由のような気もします。
・その後大宮に戻って宮原に向かうのですが、この宮原往復は何のためでしょう。
・11月22日に新前橋~大宮間を往復していますので、この時に①のルートの検測を行っていると思われます。
・次いで12月16日・20日で品川~上野~大宮~宇都宮を往復していますので、この時に②のルートの検測を行っていると思われます。
・12月21日の東大宮往復で③のルートの検測が行われていますので、残るのは④のルートです。つまり宮原往復は④のルートの検測が関係しているような気がします。ただそうであれば東大宮から宮原へは7番線折り返しとなりますが、7番線から高崎線へは①のルート(117RQB)であって④を経由するルートはありません。
・④のルートへ向かうには10番線(114RQA)か11番線(113RQA)から出発しなければなりません。
・12月21日に品川→山手貨物線→東北貨物線→大宮10番線→④のルート→宮原→大宮7番線→③のルート→東大宮→③のルート→大宮の順であれば一番スッキリするのですが。入換で転線していたのでしょうか、それとも宮原往復には別の意味があって④のルートは関係ないのか・・・ナゾです。
・最後は山手線・赤羽線です。田町区を出区しますが、さすがに田町区から山手内回り線への入換はきついです。
・いったん京浜北行線に入り、田町で山手内回りに転線するのではないかと想像します。
・池袋でも山手線~赤羽線間の転線は入換を伴いそうです。
・田町区への入区も出区時と同様田町で山手外回り線から京浜南行線に転線するのではないかと思います。
1977年のクモヤ191系の運用はこれにて終了ですが、「あれ? あそこは通らないのか?」とか「ここは前も通っているのでは?」といったところもあろうかと思います。が、スミマセン、よくわかりません(汗)。
配線図はT.Mさんよりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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とりあえず武蔵野線ー東北貨物線の短絡線、武蔵野線ー常磐線の短絡線は検測してないようですね。
投稿: 北東航21 | 2022年4月 6日 (水) 22時04分
たいへん興味深い連載記事でした。貴重な情報をまとめて下さり、ありがとうございます。このところ鉄道関係の雑誌で時ならぬ事業用車ブームとなっていますので、タイミングもナイスですね。
・鉄道ピクトリアル2月号 事業用電車
・RMライブラリー260「国鉄の配給客車」
・季刊 j train 85 事業用車今昔 客車編
・鉄道ダイヤ情報3月号 事業用車両と保守用機械
・鉄道ファン4・5月号 形式記号「ヤ・エ・ル」と仲間たち
11月22日に新前橋~大宮間を往復しているのに、12月21日にまた宮原へ往復するのは、ひょっとして、11月には高崎局と北局の局界までしかやっていなかったのでは…なんて思ったりも…?
「その5」の話ですが、豊田区から南武線へ、当時は立川駅で直接行けなかったんだな、と改めて認識した次第です。意外でしたが、記事「貨物列車ネタ14(向きを変える列車) その4(南武線)」でf54560zgさんが指摘された様に、南武線が買収線区である歴史を考えると理解できますね。
投稿: クモイ103 | 2022年4月 7日 (木) 09時33分
検測の範囲はどのように決められているのかがよくわかっていません(汗)。側線は対象外としても、副本線はどのように考えているのでしょう。上野駅で考えても、1~20番線、常磐線からの高架/地平ルートなど結構な数がありそうですが、実際には割り切っていますよね。
投稿: f54560zg | 2022年4月11日 (月) 20時30分