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2021年12月15日 (水)

長崎本線配線図 その3(肥前白石~土井崎信号場)

肥前山口駅でずいぶん寄り道をしてしまいましたが、元に戻って長崎本線の配線図のご紹介の3回目です。
今回は肥前白石駅から土井崎信号場までです。

最初は1976年3月です。(※1)

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・肥前白石駅は、下り列車は1番線・2番線のどちらにも発着できますが上り列車は2番線にしか発着できません。
・肥前竜王駅は、逆に、上り列車は1番線・2番線のどちらにも発着できますが下り列車は1番線にしか発着できません。
・肥前鹿島駅は、2番線が下り本線、3番線が上り本線ですが上下列車とも2番線・3番線のどちらにも発着できます。
・各駅で線路の微妙な使い分けがされているのですね。

 

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・肥前浜駅には副本線があります。下りは2・3番線、上りは1・3番線です。
・肥前七浦駅・肥前飯田駅は、ともに下りは1番線、上りは2番線です。

 

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・多良駅には副本線があります。下りは1・3番線、上りは2・3番線です。
・里信号場は、下りは1番線、上りは2番線です。

 

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・肥前大浦駅は、下りは1・2番線が発着可能で、上りは1番線が発着可能で2番線は出発のみ可能です。2番線での鳥栖方折り返しを想定しているのでしょうか、変則的です。
・土井崎信号場は、下りは1番線、上りは2番線です。

 

続いてほぼ現時点です。(※2)

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・肥前白石駅・肥前竜王駅は一線スルーになっています。前面展望動画を見ていても、肥前白石駅はあからさまに両開きを片開きに変更したように思え、ほかにもそのような駅をちらほら見ることができます。
・その点では肥前鹿島駅は昔ながらの両開きです。

 

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・肥前七浦駅の上下場内はともに駅との間にトンネルがあります。

 

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・里(信)は信号場ですが一線スルーではありません。
・里(信)の下場は信号場との間にトンネルがあります。

配線図は
※1印・・・NZさん
※2印・・・キハ65さん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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コメント

かつて旧鹿児島本線の単線区間(八代以南)も、特急つばめの時間短縮のため1線スルー化されました。長崎本線も同様です。少々いびつな線形となっているのはその名残りと思います。
土井崎信号場は電化の時に新設されたはずで、里信号場とは歴史が異なります。その頃は特急が電車化されたものの、急行は気動車のままで、好んで利用しておりました。
有明海沿いの区間は軟弱地盤が多く、架線柱は二本並列で頭部を縛っている構造がご覧頂けます。潮位差が極端なため、干潮と満潮で橋台前面間距離が変化するという橋りょうもあるようです。当初早岐回りの大村経由で開業したのは無理もない事と思います。
西九州新幹線は9月23日開業で調整中とのニュースが入ってきました。並行在来線はひとまず3セクが施設保有という事でスタートするようですが、ローカルの輸送量が少なく前途を懸念しているところです。
長文失礼しました。

キハ65さん
西九州新幹線は異例の形態での開業となりますね。並行在来線も心配ですし、武雄温泉以東も気がかりです。

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