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2021年12月18日 (土)

長崎本線配線図 その4(小長井~諫早)

長崎本線の配線図のご紹介の4回目です。
今回は小長井駅から諫早駅までです。

最初は1976年3月です。(※1)

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・湯江(ゆえ)駅には待避線があります。

19760311okha
・小江(おえ)駅は2番線が上下本線で、1番線は待避線です。

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・諌早駅は片面ホームと島式ホームの2面で、本線は1、2、4、5番線の4線です。
・下り1番線場内と島原鉄道線の場内には誘導信号機が設けられています。
・島原鉄道線の信号機のてこ番号が国鉄線の続き番号になっているのですが、どのような扱われ方をしていたのでしょうか。

 

続いてほぼ現時点です。(※2)

12giao
・小長井駅の上り場内はトンネルの向こう側です。
・小長井駅には長崎方に対する折り返し列車が設定されていますが、この信号設備ではホームでの折り返しはできません。Wikipediaによれば土井崎信号場まで回送してそこで折り返しを行っているようです。
・長里駅は1990年の開業です。キレイな一線スルー駅です。
・長里駅の下り場内もトンネルの向こう側です。

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・湯江駅、小江駅とも変わりはないようです。

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・肥前長田駅も一線スルーになっています。
・棒線駅だった東諌早駅にも一線スルーの交換設備が設けられました。

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・諫早駅は3番線が撤去されて2番線~4番線間にホームが設けられました。
・このホームの4番線側には柵が設けられていて、2番線側のみしか乗降ができない「片面ホーム」のようです。珍しい形態です。
・その後さらに以下のように変更されています。

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・島式ホーム2面になりました。
・誘導信号機はなくなったようです。
上り場内はトンネルの向こう側です。

 

配線図は
※1印・・・NZさん
※2印・・・キハ65さん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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コメント

東諫早駅は行違い設備の新設時に、東側に移転して現在の位置に来たようです。諫早駅に十分な留置スペースがないので、長崎・諫早間の区間運転の車両は、諫早で客扱い終了後に東諫早まで回送・留置ののちに再び諫早まで回送されて下り列車として長崎に向かっていました。

キハ65さん
情報ありがとうございます。
すれ違いや追い越しだけでなく折り返しにも活用されているわけですね。

f54560zgさん、こんにちは。
諫早を社線接続駅として大変興味深く拝見しました。ましてや直通列車のあるところはなおさらです。
手元に中国九州版の弘済会時刻表1980年4月号がありましたので、諫早駅の7:35~8:05の様子を想像してみました。ただ、貨物列車などはわかりません。長くなりますがすみません。
こちらのサイト様http://c5557.photoland-aris.com/simabara1980-1.htmの画像を大幅に参考にさせていただきました。こういうシーンも見ておくべきでした・・
==
7:35 329D 着 4番線?(島鉄2826〜826Dの転線作業があるため1番線支障)
7:39 823D 着(329Dに連結(誘導信号機による?))
7:39 島鉄2826D 着(2両編成)島鉄線
 加津佐方のキハ55を切り離し、下り方(92イの引上げ線?)引上げ、1番線の島鉄ホーム横へ転線(乗務員交代)
7:43 329D 発(長崎行き)4番線?
7:46 2338D 着(4両編成)4番線
 長崎方のキハ55を切り離し(島鉄乗務員?)
 下り方(92イの引上げ線)引上げ、島鉄線のキハに連結
 1番線のキハ55は上り方(早岐方41イまで?)引上げ
7:53 島鉄1001D 発(加津佐行き)
7:55 2014M 着 5番線(早岐方に引上げ車両があるが、安側あり)
7:55 2014M 発 (博多行き かもめ4号)
7:59 826D 着 5番線 
 早岐方引上げのキハ55は5番線の826D早岐方に連結
8:02 2338D 発(鳥栖行き)4番線
8:05 826D 発(佐世保行)5番線

このわずかな時間帯で分割が2回、併合(連結)が3回行われ,社線側の信号扱いも国鉄の扱い所で一括して扱っているのも頷けます。島鉄からの誘導信号機がありますがこの時間帯は使われず、急行列車(停車時間からみて)の併結作業に用いていたものと思います。
ちなみに島鉄線ホームにも架線が張ってありますし、構内はすべて国鉄管理だったのかもしれません。

3RT生さん
ありがとうございます。こういうの、大好きです(笑)。
肥前山口駅での分割併合はいろいろ書いたのですが、諫早駅は情報も少なくて・・・。

諫早駅の線形について

鳥栖方から長崎へ向かうルートは、早岐経由が先に開通しました。(1898年)
そのため、早岐では、佐世保線(武雄方)から大村線へ向かうルートは折り返すことなく通れますが、佐世保線を直通する列車は、早岐で折り返します。

諫早も、大村線から長崎方へ向かうルートが先に開通したので、駅付近まで視野を広げて線形を見ると、大村線から長崎方へ向かうルートが直線で、いっぽう、長崎本線で東諫早へ向かうルートは大きくカーブを描いています。(東諫早経由の開通は1934年)

線形に建設の歴史が残るシリーズでした。

NZさん
情報ありがとうございます。
九州では結構ありそうですね。

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