和歌山市配線図
和歌山市駅の配線図のご紹介です。
1976年9月(※1)
・南海線を含めた和歌山市駅全体が描かれていますが、南海線の部分は簡略化されているようでホームも描かれていません。
・1番線と2番線の間の9番線や下の方の36番線など、線路名称の付け方がナゾです。
1980年3月
・これは以前ご紹介したものです。
・亀山方の分岐器の配置が変わっていますが、今までのものが誤記だったのではないかと思います。
時刻表1978年10月号から、和歌山~和歌山市の10時~14時の間の列車ダイヤを作成すると以下のようです。
・11時10分ごろ、よりによって急行同士が紀和駅で交換します。
・12時51分、121列車が和歌山市駅に到着します。この列車は紀和駅で客車1両を解放しています。
・続いてわずか6分後の12時57分、239Dが和歌山市駅に到着し、121列車が機回しなどでモタモタしている間に13時2分に240Dとして先に発車します。
・13時15分、121列車の折り返しの128列車が発車します。
このように紀和駅、和歌山市駅とも交換設備を活用した運転が行われており、短い区間ながら趣味的には楽しい線区でした。
紀和駅、和歌山市駅とも列車交換はできなくなり、行って帰るの単調な運転しかできなくなってしまいました。
こちらの記事もご覧下さい。
・和歌山市 1980/3/13
配線図は
※1印・・・T.Mさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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南海の南紀直通列車がなくなった段階で
紀和の命脈は尽きた、といったところでしょうか。
冷房はないし、ドアも手で開けるし、といった
すさまじいアコモでしたが、昭和60年3月まで
よく頑張ったものですね。
投稿: ヤドリギ | 2021年10月 8日 (金) 06時56分
和歌山市 1980/3/13も合わせて拝見しました。128レが2番線発の新宮行き、240Dが1番線発の五条行きでしょうか。和服姿のご婦人いかにも昭和ですね。
阪和線配線図が始まった頃、南海電車は天王寺の19,20番のりばで見ただけと思っていたのですが。つい最近、橋本から南海に乗って高野山に行ったのを思い出しました。
和歌山線は非電化で、非冷房クロスの気動車だったのを覚えている程度です。電化後も王寺~高田間で何度か乗っていますが、奈良側からは和歌山まで行けるけど…。になってしまい、五条に何らかの境界があるように思います。
投稿: moni5187 | 2021年10月 8日 (金) 20時00分
>ドアも手で開ける
え!? 手で開けてたんですか? キハ55同等ですよね? びっくりしました(汗)。
>和服姿のご婦人
の上に1番線からの発車時刻が掲示されていますね。和歌山市発の列車は29本ほどあったようですが、1番線から発車するのはそのうちの5本だけだったようです。
投稿: f54560zg | 2021年10月 9日 (土) 19時39分
「きのくに」のキハ5500・5550ですが、『鉄道ジャーナル』誌
昭和53年12月号の20、21頁にも「扉が半自動」というのが
強調されて紹介されています。
さらに強烈なのは、昭和53年9月に廃止された
週末運転の「きのくに10号」でありまして、
客車時代の名残なのでしょうが、キハ5550の
1両だけで難波から和歌山まで走っていました。
…当然ながらトイレなしです。
投稿: ヤドリギ | 2021年10月 9日 (土) 22時29分
ヤドリギさん
追加情報ありがとうございます。
なんともすさまじい列車だったのですね。
投稿: f54560zg | 2021年10月13日 (水) 17時58分