紀和配線図 その2
紀和駅の配線図については過去に記事を書いていますが、今回は少し追加をして改めてのご紹介となります。
1961年~1968年の間(※1)
・これは以前ご紹介したものです。デルタ線が形成されていた頃です。
・機関区はなくなりましたが客貨車区は残っています。
・和歌山機関区の着発線は本線であり東和歌山駅との間は回送列車として運転されますが、和歌山駅(現紀和駅)と和歌山機関区との間は入換(構内運転)であるのがおもしろいところです。
・その後、おそらく田井ノ瀬~紀和間廃止の時ではないかと思うのですが、和歌山機関区への入出区は構内運転に変更されています。つまり和歌山機関区の着発線が紀和駅の構内から和歌山駅の構内に変更された、ということですね。
1976年9月(※2)
・和歌山線が紀和駅から切り離され、客貨車区も廃止されました。
・一気に寂しくなりましたが、それでも3本の本線を持つ立派な駅です。配線図ではわかりませんが、立派な駅舎も健在です。
1978年3月(※2)
・変化はありません。
・現在は高架化、棒線駅化されています。
こちらの記事もご覧下さい。
・紀和~紀伊中ノ島 1980/3/13
・紀和配線図
・紀和配線図 補足
配線図は
※1印・・・KASAさん
※2印・・・T.Mさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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バックナンバーはこちらからどうぞ。
デルタ線ですが、蒸気機関車の方向転換に
使われりしたんでしょうかね。
投稿: ヤドリギ | 2021年10月 2日 (土) 16時18分
多分転向は転車台を使っていたのではないかと思うのですが・・・。
投稿: f54560zg | 2021年10月 2日 (土) 20時33分
デルタ線が生きていた時代の東和歌山−和歌山機関区間の回送列車は和歌山−田井ノ瀬間の閉そくで走ったということになるかと思いますが、和歌山駅の通票搬送装置が東和歌山と和歌山機関区に置いてあったんでしょうか?
一見全く関係ない和歌山−田井ノ瀬間の閉そくで東和歌山−和歌山機関区の列車が走るというのも妙な塩梅です。
和歌山機関区が移転した時点で新在家信号所を創設していればこんなことな悩まずに済むのですが(苦笑)
投稿: 天鉄ヲタ | 2022年4月 7日 (木) 11時41分
天鉄ヲタ様、
昭和40年の関西支社の運転取扱基準規程をみますと、閉そく区間とその通票の種類について、
和歌山線
田井ノ瀬~和歌山 第1種
和歌山線 支線
和歌山第1信号扱所~東和歌山 第3種
となっております。
ですので、少なくとも昭和40年頃の東和歌山~和歌山機関区間の回送列車に関しては、和歌山第1信号扱所~東和歌山間の閉そくで走ったのではと思います。
両区間の閉そく取扱いの相互関係や、田井ノ瀬方面から東和歌山へ入る貨物列車の通票の取扱いなど、どのようにしていたのか興味深いと思いました。
投稿: KASA | 2022年4月 9日 (土) 02時57分
KASAさん
情報ありがとうございます。
田井ノ瀬から和歌山市に向かう列車は、第1信で通票を渡し、和歌山駅のホームで通票を受け取るということになるのでしょうか。
投稿: f54560zg | 2022年4月11日 (月) 20時43分
KASA様、情報ありがとうございます。
和歌山第1信号扱所は和歌山機関区の所にあったと推定出来ますが、私が懸念したような矛盾は取り越し苦労だったことになりますね。
別に閉塞区間が用意されていたとしても、書類上は和歌山−東和歌山間に閉塞区間が2つあるという妙な具合になるのが興味深いです。
投稿: 天鉄ヲタ | 2022年4月11日 (月) 23時13分
管理人様
和歌山駅と和歌山線の間には第1第2と2つ場内/出発信号機がそれぞれありますが、管理人様の疑問の通りの扱いだと第2場内を通票を携行せずに(入換扱い?)通過するのでしょうか?
逆に田井ノ瀬に向かう場合は和歌山で田井ノ瀬までの通票を受け取って紀伊中ノ島で客扱し、第二出発信号機の指示に従って出発(第1信号扱所は通過)するということになるのでしょうか。
質問ばかりすいません。
投稿: 天鉄ヲタ | 2022年4月11日 (月) 23時52分
信号機名から見ると第一信号所は和歌山駅の所属ですね。
そうすると和歌山線列車は、田井ノ瀬で通票を受取り、和歌山第一信号所で駅に渡せばよいことになります。第一~和歌山は和歌山の構内だから通票は不要となります。
短絡線列車は第一で授受を行えば問題は起きません。
以上は推定です。
投稿: C6217 | 2022年4月13日 (水) 01時06分
天鉄ヲタ様、C6217様、f54560zg様、
関西支社の規程には記載がないのでやはり推定なのですが、和歌山第一信と和歌山(本屋?)に、天鉄ヲタ様が最初に書かれている「通票搬送装置」が設備されていたのではないかと思われます。
田井ノ瀬から和歌山市へ向かう列車は、和歌山(本屋)での通票受け渡しだったのではないかと思うのですが、これも推定となります。
投稿: KASA | 2022年4月15日 (金) 11時36分
KASA様、和歌山第一信号扱所と和歌山駅本屋に通票搬送装置があれば全て丸く収まりますね。ありがとうございます。
となれば、往年の和歌山駅には通票閉塞器が4個(市駅、東和歌山、田井ノ瀬、第一信搬送装置)並んでいたことになる訳で、壮観だっただろうなと思います。
投稿: 天鉄ヲタ | 2022年4月18日 (月) 00時01分
天鉄ヲタ様、
たしかに壮観ですね。写真が残っていれば是非みてみたいと思いました。
当時は和歌山駅~機関区までの構内運転もあったので、この構内運転も通票閉そく式が施行されていたのではと期待したのですが(笑)、関西支社の規程を見る限りにおいてそれに関連する規定はありませんでした。
ちなみに、同規程から、他の2区間の通票の種類は、
紀勢本線 東和歌山~和歌山 第4種
和歌山線 和歌山~和歌山市 第2種
となっていました。
投稿: KASA | 2022年4月18日 (月) 03時52分