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2021年7月30日 (金)

五能線配線図 その1(能代~陸奥沢辺)

東能代駅から五能線に寄り道します。
今回はその1回目、能代駅~陸奥沢辺駅間の配線図のご紹介ですが、これをさらに3つの区間に分けます。

 

最初は能代駅、向能代駅、北能代駅です。
1961年1月です。(※1)
19610101nsng
・能代駅は大きな駅です。貨1~3番線が貨物の積み下ろし線だと思うのですが、右上部の表1・2番線もそれらしいですし、右下部にも貨物扱所のような線路群があります。こちらは専用線でしょうか?
・すでにご紹介した黒石線阿仁合線の配線図をご覧いただきますとお解りの通り、1961年1月の配線図は単なる棒線駅は駅名だけ記載されて図は省略されているケースがほとんどなのですが、例外的に向能代駅は図も描かれています。
・北能代駅はかつては交換可能だったように見えます。

1977年3月です。(※2)
19770301nsng
・能代駅の貨物扱いは1978年廃止です。
・能代駅の下り場内は下本への進路しかありませんので能代折り返し列車は下本で折り返すことになるようです。上下方向とも進入はできず下り出発のみが可能な裏1番線はどのような使われ方だったのでしょう。
・北能代駅は棒線化されました。

 

続いて鳥形駅、沢目駅、東八森駅です。
1961年1月です。(※1)
19610102nsng
・鳥形駅はこの1か月前に開業したばかりです。図が省略されていますので棒線駅なのだと思います。
・沢目駅は上下本線が区別されていますが、東八森駅は区別されていません。この違いは何?

1977年3月です。(※2)
19770302nsng
・沢目駅は東能代方に対してホームでの折り返しが可能です。
・東八森駅は棒線化されました。

 

続いて八森駅、滝ノ間駅、岩館駅です。
1961年1月です。(※1)
19610103nsng
・八森駅には有名な電化された専用線がありました。
・滝ノ間駅は1963年の開業なのでまだ掲載されていません。

1977年3月です。(※2)
19770303nsng
・八森駅の裏1番線は上り専用です。また、貨物扱いは1983年に廃止されました。
・岩館駅も東能代方に対してホームでの折り返しが可能です。
・現在では滝ノ間駅~岩館駅間にあきた白神駅が設置されています。

 

配線図は
※1印・・・NZさん
※2印・・・KASAさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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コメント

八森駅には有名な専用線発盛鉱業専用線が有ります 鉱山用バッテリーロコを改軌してトロリーポール集電化 鉱山用オープンな運転台は主台枠上に発建て小屋風の車体に改造海側は風除けの為塞がれ山側は風除けの無いオープンというゲテモノ車輛でした 元々鉱山用ですので小屋の屋根高がコトラ45000形より低い車体の機関車が自分より大きな数量の国鉄貨車を工場へ送り込み発送貨車を八森駅へ送り込んでました 今回提示された五能線配線図で八森駅と発盛鉱業の専用線の配線が漸く解り有難い事です

恥ずかしながら五能線は訪れたことがありません。八森駅の専用線、魅力的だったです(涙)。

東八森は最初からの棒線駅だと思い込んでいましたが、普通駅だったこと初めて知りました。
改めてGoogle写真みると、線路の痕跡は見当たりませんが、駅域がそれなりに確保されていることが分かります。
開業当初は、東八森が八森で、今の八森は椿という駅名だったようです。

東八森付近までは能代平野の北の端ですが、ここを過ぎると山と海に挟まれた厳しい線路となりますね。

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