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2021年7月21日 (水)

阿仁合線配線図

鷹ノ巣駅から阿仁合線に寄り道します。
配線図を一気にご紹介します。

 

最初は1961年1月です。(※1)
19610101

19610102
・まだ阿仁合駅までしか開業していなかった時代です。鷹ノ巣駅~阿仁合駅間には両端駅を含めると現在は12の駅がありますが、この頃は7駅しかありません。
・合川駅は上下本線の区別なし、米内沢駅は一般的な交換可能駅、桂瀬駅は側線はあるものの本線は1線のみ、阿仁前田駅は旅客列車同士の交換は不可、小渕駅は棒線駅、阿仁合駅は転車台のある終端駅と、バラエティに富んだ各駅です。
・すべての駅には出発信号機が、桂瀬駅には場内信号機も設けられていません。

 

続いて1977年3月です。(※2)
19770301

19770302

19770303

19770304
・比立内駅まで延伸された時代です。途中駅も大分増えましたが、増えた駅は比立内駅以外はすべて棒線駅です。
・比立内駅には転車台が設けられていますが阿仁合駅の転車台はなくなりました。
・比立内駅の「3R」は何でしょう? ぱっと見閉そく併合てこに見えるのですが、この場所にそれはないですよね・・・。
・1936年開業の阿仁合駅は機械連動ですが1963年開業の比立内駅は(多分開業時から)継電連動です。そういうことを考えると最後に機械連動の停車場が新設されたのはいつ頃なのかが気になります。1956年開業の気仙沼港駅は機械連動であったようですし、同じ1956年開業の会津川口駅は継電連動っぽいので、国鉄としてはこの頃が機械連動の新設停車場の最後なのかもしれません。

 

こちらの記事もご覧下さい。
 阿仁合 1982/3/23
 比立内 1982/3/23

 

配線図は
※1印・・・NZさん
※2印・・・KASAさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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コメント

>・・比立内駅の「3R」は何でしょう? ぱっと見閉そく併合てこに見えるのですが、この場所にそれはないですよね・・・。

「昭和55年10月1日改正 全国列車ダイヤ」交通書房発行 によると、阿仁合線 阿仁合~比立内間では初発と最終の各一往復(221D 224D 235D 238D)で併合閉塞を実施して運転しているようです。

早朝深夜に運転要員を削減するため、棒線の駅に化けて、信号等を鎖錠したのだと思います。この場合の運転取り扱いが、併合閉塞同様のものになったのではないでしょうか?

>「昭和55年10月1日改正 全国列車ダイヤ」交通書房発行 によると、

便利な資料をお持ちですね。なぜか、私の手元にもあります(笑)

阿仁合線の閉そくの併合は、特殊ですね。
通常は、「併合」ですから、複数の閉そく区間をまとめて一つの併合閉そく区間にするわけですが、阿仁合線では、日中は阿仁合ー比立内間が一つの通票閉そく式の閉そく区間で、併合する時間帯は阿仁合ー比立内間が一つの票券閉そく式の閉そく区間になります。

阿仁合ー比立内間は続行運転はないので、終日、通票式でもいいようなものですが。同様な扱いをしている線区には、矢島線があります。

閉そくを併合する区間は、このブログでもいくつも取り上げられていますが、併合てこを見るのは初めてのような気がします。

480042さん、NZさん
情報ありがとうございます。別途記事を書かせていただきました。

>併合てこ
今までご紹介した駅の中では、
・侍浜2000年7月(但し番号は記載なし)
・上米内2000年7月
に併合てこの記載があります。

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