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2021年6月20日 (日)

津田沼~千葉間の複々線化 その3

引き続き津田沼~千葉間の複々線化の過程のご紹介です。今回は1980年7月頃です。

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※津田沼電車区の出口に、脱線器が設置されています。
※この時点では、総武快速線は津田沼までです。

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※津田沼駅の千葉方で、緩行線と快速線が合流します。ここにも、可動K字てっさ(201ロハ)が使われていました。
※のちの快速線の線路が書かれている部分は、軌道の敷設工事が終了している区間です。

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※鉄砲塚Boのあたりで緩行線の上下線が離れているのは、幕張本郷駅の予定地です。

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※千葉以東のローカル列車に使用する電車も、緩行線を回送していました。
※幕張駅の中線を使って、成田空港への燃料輸送列車が折り返していました。
※30k940にブレーキメーターがあります。

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※新検見川駅は棒線駅なので、場内、出発信号機の称号がイロハニになっています。
・幕張駅中線千葉方の機待線は空港燃料輸送列車用ですね。これについては以下の記事のコメントで多くの情報をいただいております。
  貨物列車ネタ1(向きを変える列車)(宮内・幕張・高崎線~東北線)

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※千葉駅から黒砂信号所まで引上線が後の快速線を先行利用して作られています。
※黒砂信号所はかつての千葉気動車区のあったところで、用地買収をしなくても5線分の敷地が確保できたのでしょう。
※稲毛駅の快速停車化は、複々線化より少し後でした。稲毛に中線を作り、貨物の退避や千葉駅の引上線の機能を持たせる計画だったようですが、地元の快速停車の要望を受け、稲毛にはホームを、引上線は黒砂信号所にと、計画を変更したようです。

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※快速線で、西千葉駅の東京方にある総武と房総を振り分ける分岐器は、釘付け鎖錠になっています。

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※9番線は撤去されていますね。
※千葉駅の改良工事がひとわたり完成するのは、35年後になります。

 

※印はNZさんからいただいたコメントです。

 

配線図はNZさんよりご提供いただきました。
ありがとうございます。

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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コメント

貴重な資料の続きをありがとうございます。

黒砂(信)の変遷については、私にとっては初めてで、勉強になりました。

複々線化開業前の黒砂(信)は、現在の快速線上にある信号場設備をそのまま先行利用していたのであろうと思っていたのですが、今回、それが全くの見当違いであることがわかりました。

KASAさん
私もオドロキでした(汗)。この時点ではほぼ千葉~黒砂(信)間の独立した総武線支線といった様相です。
NZさんに感謝です。

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