黒石線配線図
ちょっと寄り道して黒石線です。
1961年1月(※1)
・川部駅の開設は1894年で、黒石線はそれから18年後の1912年に開業しています。わずか7km弱の盲腸線です。
・貨物営業が行われており、貨物積み下ろし線や機回り線が設けられています。1948年の空中写真を見ると転車台らしきものも確認できます。
・描かれている信号機は場内のみ、しかも1進路です。ちょっと怪しいかも。
・前田屋敷駅は駅名は記載されているものの棒線駅のためか図は描かれていません。
1977年3月(※2)
・黒石駅は一部の専用線が廃止されましたが大きくは変わっていません。
・出発信号機は本線用のものしか設けられていませんので、裏1番線は到着専用のようです。
・まだ貨物営業は行われており、1982年の貨物時刻表では弘前~黒石間に1往復の貨物列車が設定されています。
その後1984年2月に貨物営業が廃止され、同年11月に弘南鉄道に転換されたのち、1998年4月に廃止されてしまいました。
残念ながら乗車する機会は逃してしまいました。
配線図は
※1印・・・NZさん
※2印・・・KASAさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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前田屋敷駅の周辺はただっ広い農地を貫く直線路、そして川部方の背景には「津軽富士」の別名を持つ岩木山が存在感を示していました。
その絶景に魅せられて何度か訪れましたが、実際は岩木山がなかなかすっきり晴れてくれず…(汗)
というわけで黒石駅の線路配置はよく見ていませんでした。貴重な資料をありがとうございます。
投稿: クモイ103 | 2021年5月 4日 (火) 19時58分
黒石線はこの当時でDC列車が14往復も走っていましたので、訪問に対しては決して高いハードルではなかったと思うのですが・・・。
投稿: f54560zg | 2021年5月 5日 (水) 21時43分