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2021年4月21日 (水)

海峡線の歴史

今回は海峡線の歴史について整理をしてみました。

 

まず路線の変遷です。
最初は1988年1月。
198801skk
・江差線が1936年11月に、松前線が1953年11月に、そして1958年10月に津軽線が全通してこの図のようになりました。この状態が30年ほど続いたことになります。

 

続いて1988年2月。
198802skk
・海峡線の開業の直前、松前線が廃止されてしまいました。

 

続いて1988年3月。
198803skk
・一回目の大きな変化が起こりました。青函トンネルを含む海峡線の開通です。
・海峡線区間には津軽今別・竜飛海底・吉岡海底の各駅と新湯の里信号場が設置されました。
・ローカル線だった津軽線青森~新中小国(信)間及び江差線五稜郭~木古内間は電化や軌道強化等が行われて主要幹線に姿を変え、新中小国(信)~三厩間と木古内~江差間が取り残されることとなりました。

 

続いて1990年7月。
199007skk
・新湯の里信号場が知内(しりうち)駅に格上げされました。Wikipediaによれば松前線の廃止を受けての地元自治体の請願とのことらしいです。

 

続いて2014年3月。
201403skk
・竜飛海底駅と吉岡海底駅が廃止となり、知内駅は知内信号場に格下げされました。竜飛海底駅と吉岡海底駅は少し前から停車する列車がなくなっていたようですが。

 

続いて2014年5月。
201405skk
・取り残されていた江差線の木古内~江差間が廃止されてしまいました。

 

続いて2016年3月。
201603skk
・二回目の大きな変化です。北海道新幹線の開業です。
・海峡線に注目してみると、その変化は
①新中小国信~木古内間が新幹線と併用の3線軌条に
②新中小国信付近~木古内付近がAC2.5kV化
③津軽今別駅廃止(実際にはこの少し前から停車する列車はなくなっていた模様で、廃止と同時に新幹線駅としての奥津軽いまべつ駅が開業)
④知内信号場を湯の里知内信号場に改称
といったところでしょうか。この結果在来線で海峡線を通過するためには20kVと25kVの複電圧車であることが必要となり、従来車は通行ができなくなりました。
・また江差線は道南いさりび鉄道に転換されました。全線電化されてはいますが、JR時代から電車は使用されておらず、一部が25kV化されたこともあって今後も電車が走ることはなさそうです。

 

次に列車の変遷を見てみます。ちょっと手を抜いて、蟹田駅を発車する列車の状況を時刻表から調べてみました(汗)。Tn
・海峡線開通前の1986年11月時点では青森方面に10本、三厩方面には6本の列車が運転されていました。当然すべてDCです。
・1988年3月の海峡線開通により行き交う列車の本数は飛躍的に増加しました。海峡線旅客列車が新たに片道15本加わり、このうち9本(「海峡」8本と「はつかり」1本)が蟹田駅に停車します(表にはありませんが貨物列車も復活し、片道18本が通ります)。津軽線ローカル列車の青森方面行きは1本減って9本となりましたがそのうち2本は電車化されました。
・2002年12月に東北新幹線が八戸まで延伸し、この関係で海峡線列車にも変化が生じています。「海峡」は全廃されてしまいましたが、「はつかり」に代わって北海道連絡列車となった「白鳥」9本のうち7本が蟹田駅に停車するようになりました。津軽線ローカル列車は蟹田方面が1本減となり、青森方面は大半の7本が電車列車となりました。
・2010年12月、東北新幹線が新青森まで延伸し、蟹田駅に停車する「白鳥」は片道10本になりました。すべて蟹田駅に停車します。
・蟹田駅を通過する夜行列車は徐々に減っていき、2015年4月時点では「はまなす」1本のみとなってしまいました。また津軽線青森方面のローカル気動車列車は送り込みの1本のみとなりました。
・2016年3月の北海道新幹線開業では海峡線の在来線旅客列車は全廃され、それまでの片道10本の「白鳥」の蟹田駅停車がすべてなくなりました。この結果蟹田駅を発車する旅客列車の本数は海峡線開業以前とほぼ同水準に戻りました。蟹田駅を発着する旅客列車に関して言えば、1988年から2016年の間のバブルのような時期はいったい何だったんだろう、とういう気がしてしまいます。

 

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コメント

1988年の北海道側の状況は、営業路線としては、松前線廃止後に海峡線が開業していますが、海峡線自体は1987年秋にはレールがつながり、試運転が始まるので、木古内駅は1988年1月の段階では江差線江差方、松前線、海峡線の3線が分岐する配線になっていました(海峡線は電化複線)。

3線が分岐していた時の木古内駅の線路配線、面白そうです。

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