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2021年3月17日 (水)

松井山手の折り返し列車

今回は、折り返し列車に関連した松井山手駅の線路の使用方法についてのお話です。

まず、ネット上の時刻表と運用表から、木津駅~長尾駅間の平日5時から12時までのダイヤを作成してみました。但し回送列車の時刻はテキトーです(汗)。
202102ydmk2
京橋方からやって来て木津まで行かずに途中で折り返す列車が多数設定されています。松井山手~木津間は単線であり旅客需要の関係もあるでしょうから、まあそんなものかな、という感じです。
ただちょっと普通と違うとなと感じるのは、折り返し駅が異様に多いということですね。長尾駅、松井山手駅、一つ飛ばして京田辺駅、同志社前駅と、連続する5駅中4駅が折り返し駅となっています(回送列車の折り返しを含めたら連続する6駅中5駅ですね)。
折り返し駅は時間帯によって使い分けられており、ランダムに設定されているわけではないようです。

折り返し駅が多いということも気にはなるのですが、とりあえず今は置いておいて(汗)、ここからは各折り返し駅ごとに改めて配線図を見てみることにします。
(最近の前面展望動画を元に私が作成したものです。)

まず京田辺駅です。
202000bt
ここは貫通の本線が3本あり、折り返しをする列車が少し長い時間ホームに止まっていたとしても問題はなさそうです。ですので折り返し列車の存在がダイヤ作成に及ぼす影響は小さそうです。
行き止まりの電留線(これも本線ですが)が1本ありますが入換を行う信号設備は設けられていませんので、京橋方に対して回送列車として出入りするしかなさそうです。

 

次に同志社前駅です。
202000ms
ここは線路配線的には棒線駅です。折り返し列車が停車している間は木津方の直通列車は上下方向とも通れなくなりますので、ダイヤ作成には大きな影響を及ぼします。
隣のJR三山木駅までは1.1kmですので、そこまで延長したほうがいろいろと自由度が増すような気もするのですが。

 

次に長尾駅です。
202000on
ここは複線区間で1番線・2番線の2本の本線がありますが副本線はありません。1番線は上下両方の列車の発着が可能ですので、折り返し列車が2番線に停車しているのであれば上下どちらか片方の木津方の直通列車は発着することができます。折り返し列車が1番線に停車していた場合は下り列車のみが発着できます。折り返し列車が1番線・2番線のどちらかに発着するのかはわかりませんが、誤乗防止を考慮して2番線発着にしているのではないかと思うのですが。
ダイヤを見る限りは朝のラッシュも一段落し、木津方の直通列車が通らない時間帯に折り返している感じです。

 

最後に問題(?)の松井山手駅です。
202000ty
長尾駅と同様ここにも副本線はありません。その代わり1番線・2番線とも上下の木津方直通列車の発着が可能になっていますので、折り返し列車が1番線・2番線のどちらに停車していたとしても上下どちらか片方の列車は発着ができます。但しあくまでも片方だけであって、木津方が単線であるがために起こりがちな上下列車の交換はできません。
引上線が1本設けられていますので、折り返し電車をここに収容すれば上下本線を空けることができますが、引上線には2番線からしか出入りができなという微妙な制約が付きます。
ダイヤを見ると、ラッシュ時の列車間隔が狭い時間帯に多数の折り返し列車が設定されているのがわかります。なかなか厳しい条件下で、どのようにして列車を捌いているのかを確認してみました。あくまで推測ですが(汗)。
202102tiso2
上は6時から9時過ぎまでと10時半から11時過ぎまでの列車ダイヤで、黒色が折り返し列車、青色は木津方面からの下り列車、赤色は木津方面への上り列車です。
下はそこから私が推測した松井山手駅の各線路の占有状況です。Wikipediaには「ラッシュ時の折り返し京橋方面行きの大半は1番のりばに停車」と書かれていましたので、なるべくそれに従いました。

・6時05分に到着する4404Sは6時54分発の5749Mとして折り返しますが、この間には5733Cと4406Mの交換のように上下列車が同時に停車することがあります。よって折り返しの間ずっとホームにとどまっているわけにはいきませんので一時的に引上線に退避するのではないかと思います(そもそもラッシュ時に約50分間も本線を占拠するようなことはないと思いますが)。引上線に退避するためには2番線の発着であることが必要になりますので4404Sと5749Mは2番線発着ではないかと思います。
・7時41分に松井山手止まりの4434Cが到着しますが、この時点では1番線に4432M折り返しの4467M(出発は7時42分)がまだ止まっていますので2番線への到着だと思います。折り返しは7時53分発の5769Mですが、この間に5429Mと5422Mの交換がありますので一時的に引上線に退避するのではないかと思います。
・これら以外は、折り返し電車が1番線に停車している間は列車交換を行わないようにした上で上下列車とも2番線発着とし、上下列車の交換は折り返し電車がホームに止まっていない時間帯に行うようにやりくりすることでどうにかこうにか対処できるダイヤになっていますね。結構きわどいタイミングもありますが。

このような綱渡り的な線路の使用方法、個人的には、限られた設備の中で「よくやっているなぁ。苦労も多かったのでは」という印象を受けずにはいられません。

間違い等ありましたらお教え下さい。

 

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コメント

松井山手駅ですが、1番のりば発着か2番のりば発着か、ネット検索(^^;)しています。Web時刻表やポケット時刻表には明示を見つけられず、構内時刻表の投稿写真を拡大しても1番か2番かは解らずです。乗降ホームの案内があるのは、構内のLED掲示板だけなのでしょうか。だとしますと、ダイヤの作成は流石だと思います。

開業当初はこの2面2線で7両を分割併合する作業も行われていて、しかも置いて行かれる編成の連結面は運転台のないモハやサハの5000番代(要するに電気連結器を付けただけ)でもっと不便だったと思われます。

大住駅の交換設備もなく、木津方面へ向かった編成が田辺で交換した編成が来るまでホームに放置されていました。

当時は引き上げ線もなく、ダイヤが乱れると松井山手駅がネックになってダイヤの乱れが悪化するという悪循環。

オクサイトに京橋電車区の運転士スタフ49行路がありました。松井山手6:12着2108S、折り返し6:16.30発2137Sに着発番線①のハンコが押されています。施行日は10月2日で、何年かは記載が無く不明です。ネット検索(^^;)では、このへんが限界のようです。

同じ掘削(くっさく)構造の寝屋川公園駅のように島式ホームなら、時々の利用やダイヤの乱れによる番線変更時に、便利なのにと思います。

moni5187さんの示されているダイヤは施行日=ダイヤ改正日と解釈すると、1999年(平成11年)のダイヤと思われます。

列車番号が2100番台だったのはもう東西線開業からしばらくの間でした。末尾がSということは、いずれも京橋発着の列車ですね。

「片町線」の性格上、

「JR東西線の開業まで は
京橋=一番大きな駅 でしたから、
その名残(なごり)」。
&
JR東西線からの「尼崎」から進行方向。

以上 が、
「京橋方面に折り返し が多い」理由 で。

分割併合が行われていた頃はさぞかし大変だったでしょうね。おっしゃる通りの悪循環が容易に想像できてしまいます。

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