八戸線配線図 その1(長苗代~本八戸・湊)
関西地域と並行して今回から八戸線です。
八戸貨物駅についてはこちらをご覧下さい。
八戸貨物駅配線図
八戸 1978/10/3
最初は長苗代駅です。
1977年4月(※1)
・棒線駅ですが、実際には八戸臨海鉄道線が図のホームの上側を並走しています。
続いて本八戸駅です。
1977年4月(※1)
・本八戸駅付近の高架化は1977年7月ですので、まさに高架化直前の姿です。
・八戸方ではおびただしい数の専用線群が分岐しています。また久慈方には湊駅に至る貨物支線の分岐がありますが、こちらは本線です。
・とにかく大きい駅ですね。
1987年3月(※2)
・高架化により、八戸方の専用線の取り付け方が変わるという大きな変化がありました。従来のスイッチバックがなくなり、新設された貨物着発線に直接列車として進入するようになっています。
・専用線群は大きくは変わっていませんが、イーロ付近の214イの定位側から先には仮車止が設けられ、「61.3.31契約解除」と記載されていますので、この辺りは使用されていないようです。
・湊駅に至る貨物支線も高架化されたのですが、残念ながら1985年に廃止されてしまい、遺構が残るのみとなっています。
2000年7月(※2)
・専用線はだいぶ縮小され、防衛庁専用線を最後に2006年以降は使用されていないようです。
・前面展望動画を見ますと横を向けられた3Rが確認できますが、線路はまだつながっています。立派なトラス橋がちょっともったいないような。
続いて湊駅です。
1977年4月(※1)
・湊駅は1894年の開業であり、八戸線が現在の本八戸駅から分岐して延伸開業するまでの約30年間は八戸線の終端駅でした。ですのでかつては旅客営業も行われていました。
・本八戸駅の専用線は石油臭プンプンでしたが、湊駅の専用線はお魚のにおいがします。
・とても味わいのありそうな駅ですが、残念ながら1985年に廃止されてしまいました。
配線図は
※1印・・・3RT生さん
※2印・・・KASAさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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地元の方なら常識以前でしょうが、改めて本八戸.湊.陸奥湊.鮫の配線図を見ると、その賑わいぶりに「コッチが八戸の中心で、今の八戸は尻内」ってことが理解できますね。
嘗て、鮫発着で東北本線に乗り入れている列車も多く、中には鮫→郡山なんて列車もあって不思議でしたが「広義の」八戸発と思えば納得ががいきます。
投稿: ねこまる | 2021年1月13日 (水) 12時37分
おっしゃる通りですね。本当の八戸なので「本八戸」なんでしょうし。
投稿: f54560zg | 2021年1月17日 (日) 10時55分