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2020年9月24日 (木)

花輪線配線図 その1(東大更~北森)

東北線を北上すると見せかけて、今回からは花輪線の各駅の配線図のご紹介となります。第1回目です。

最初は東大更駅。
1977年4月(※1)
01197704_20200922190701
・花輪線好摩駅~平館駅間の開通は1922年ですが、東大更駅の開業は1960年と、開通からかなり後です。いわゆる気動車駅、でしょうか。

1987年3月(※2)
01198703_20200922190701
・変化はありません。

2000年7月(※2)
01200007_20200922190701
・変化はありません。

 

続いて大更駅。
1977年4月(※1)
02197704_20200922190701
・1972年まで松尾鉱業線が接続していました。51イ・ロあたりがその痕跡でしょうか。
・松尾鉱業線は電化されていましたので、大更駅構内は架線が張られていたようです。柏原駅と同様ですね。
・貨物営業は1982年までです。貨物時刻表1980年版では好摩駅~大更駅間に1往復の貨物列車が設定されています。

1987年3月(※2)
02198703_20200922190701
・本線は上下本線のみとなり、安全側線がなくなって発条転てつ器になりました。

2000年7月(※2)
02200007_20200922190701
・CTC化・特殊自動閉そく化され、信号機が色灯式になりました。警戒信号が現示されますので同時進入が可能なようですが、ちょっと不思議なのは注意信号が現示されないことですね。次回の記事あたりに出てくるのですが、たとえば松尾八幡平駅の場内信号機は注意信号機が現示されるようになっており、場内進行ならば通過ということになると思うのです。しかしながら大更駅の場合は場内進行でも通過なのか停車なのかがわからないわけで、同じ線区でなぜ信号現示を統一しないのかが不思議です。安全側線の有無が関係しているとか? いずれにせよ運転士さんが錯誤しないのでしょうか(そもそも通過する列車があるのかどうかはわかりませんが)。

 

続いて平館駅。
1977年4月(※1)
03197704_20200922190801
・「平館」が正しいようですが、「平舘」になっていますね。まあ、「大館方」も「大舘方」ですが。
・4年ほどの間は終端駅でした。

1987年3月(※2)
03198703_20200922190801
・変化はありません。

2000年7月(※2)
03200007_20200922190801
・変化はありません。

 

最後に北森駅。
1977年4月(※1)
04197704_20200922190801
・平館駅~赤坂田駅間の開通は1926年ですが、北森駅の開業は1961年です。

1987年3月(※2)
04198703_20200922190801
・変化はありません。

2000年7月(※2)
04200007_20200922190801
・変化はありません。

 

配線図は
※1印・・・3RT生さん
※2印・・・KASAさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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コメント

花輪線と言えば其の昔古豪の8620の重連等で有名でした特に冬の積雪時期の竜が森では諸先輩が名写真を多数残してます 沿線の大更からは松尾鉱業線が分岐しており阪和電鉄のモヨ100が二輌在籍しており高出力電動機を生かした活躍でしたが廃線で弘南電鉄へ転出しました 竜が森でしたか廃車になったオハ31を数両ロッジに利用されてました 十和田南はS形駅ですねローカル線なのに変化の多い線ですね

東北道は花輪線と並行していますので、青森へのメインルートになった可能性もあったのかもしれませんね。

>大更駅の場合は場内進行でも通過なのか停車なのかがわからないわけ

場内進行-出発進行
場内警戒-出発停止

と紐づいていますね。過走防護距離が確保できない、安全側線設けるほどお金はかけられない、でも同時進入はしたい、ローカル線だから低速進入で時間がかかるのは許容する、といったところでしょう。

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