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2020年8月 9日 (日)

飯田線配線図 その7(門島~伊那八幡)

飯田線の第7回目です。1977年の門島駅、唐笠駅、金野駅、千代駅、天竜峡駅、川路駅、時又駅、駄科駅、毛賀駅、伊那八幡駅です。

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・唐笠駅の手前111km付近にR180の曲線があります。これが豊川鉄道~鳳来寺鉄道~三信鉄道としては最急曲線のようです。ただし伊那電気鉄道線にはもっと急曲線があります。

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・天竜峡駅から先は伊那電気鉄道による開業区間になります。伊那電気鉄道は辰野駅から延伸して天竜峡駅に到達し、三信鉄道がその先を開業するまでの約5年の間は終端駅でした。

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・天竜峡駅を過ぎると風景は一変し、トンネルはなくなります。しかし勾配は逆にきつくなります。
・線路配線は豊川鉄道や鳳来寺鉄道、三信鉄道とはちょっと傾向が違うような気がします。上下本線が区別されており、右片開き分岐器を2つ使用するのが基本パターンのようです。

配線図はNZさんよりご提供いただきました。
ありがとうございます。

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コメント

こんばんは、飯田線沿線出身です。飯田線の配線図が見られてうれしいです。
豊橋から見ていくと、新城までのホーム有効長は6両対応、三河大野までは5両対応が基本で、それが湯谷以北になると4両対応が基本のようですが、中にはそれより短い駅もありますね。出馬が60m、小和田の下りが73m、伊那小沢が上下とも75m、毛賀が76m、金野に至っては36mと、なかなかのものです。出馬や金野ではドアカットしていたのか、それともお構いなく開けていたのか、興味があるところです。またこれらの駅の画像をネットで探すと、後付けでホームを延長しているようですね。小和田はその典型で、遅くともCTC化で無人になる前には延長したものと思われます。
また三河一宮に始まる一線スルーの駅では「本線」に対して「行違い線」と記載されていますが、この「行違い線」という表記はあまり見たことがなく(自分が知らないだけかもしれませんが)、他所で用例などあればご教示いただけますと幸いです。
長々と失礼しました。

天竜峡の手前で天竜川を渡り、以後辰野まで天竜川の西岸を北上します。

天竜川と木曽山脈の間の平地は伊那谷と言われます。
(長野県の平地は、松本、伊那、佐久、善光寺で、他は善光寺平のように平を付けて呼ばれるのに、伊那だけは伊那谷だそうです。)

天竜川が、谷の東端を流れているので、西岸の方が平地が広く、集落ができたのでしょう。しかし、西岸が広いと言ってもわずかな幅の平地に2本の断層が天竜川に並行して走っています。線路は、この断層が作る断層崖を登ったり降りたり、また木曽山脈から流れ出る川が平地を刻んだ谷を登ったり降りたり、また勾配を緩和するために曲線が続き、これが線形の基本です。

Googleマップの航空写真で見ると、断層崖や河川の堤防は植生が残っていて緑色に見えるので、飯田線が地形に挑む跡がよくわかります。

こまがね伊那天竜さん
>行違い線
私も多くは知らないのですが「行違い線」という表現は飯田線だけですね。「上下待避線」とか「下り1番線」とか、地域によっていろいろあるようですね。

NZさん
>飯田線の線形
天竜峡以南の渓谷地帯に比べると以北は緩やかに感じますが、厳しい地形であることには違いはないんですね。

>行違い線
先ほど、たまたまですが美濃白鳥と北濃のページを見ていたら、配線図に「行違い線」という記載がありました。ほかに例があるのかどうか分かりませんが、どうも飯田線だけではなさそうですね。規程上はどうなのでしょうか?

貴重な飯田線の線路図をみることができて、NZさんには感謝いたします。

>行違い線

割り込みで失礼しますが、「行違い線」という停車場内の線路名称(線路呼称)は、国鉄時代でいえば、名古屋鉄道管理局管内の線区で使われ、現在では、JR東海管内の関西線、紀勢線、高山線などの停車場で使われていると思います。

静岡局管内の飯田線の停車場でも使われていることは、今回、線路図を拝見して、初めて知りました。

JR東海管内の在来線の停車場の場内・出発信号機には、比較的大きめの番線表示標が添装されていることが多いので、ユーチューブの前面展望動画とかでも「行」とか「行違」といった番線表示標をみることができると思います。

人さまの動画で恐縮ですが(汗)、2例ほど下に挙げました。場内信号機の番線表示標でわかると思います。

高山線 少ヶ野信号場

https://youtu.be/W1SenqiTXqM?t=5515

紀勢線 船津駅

https://youtu.be/5Pd7p2CYOvM?t=5254


>行違い線
KASA様、親切なご教示ありがとうございます。真夜中に恐縮です。
YouTubeへのリンクも頭出し(死語)までして頂いて、非常にわかりやすいです。自分でも動画を当ってみたいと思います。

40年くらい押入れで眠っていた資料を出してみたら、高山本線の配線略図がありました。少ヶ野信号場を見ると、なるほど「行違線」になっていました。

資料の整理ができたら、管理人さんに送って、載せてもらおうと思います。

>行違い線
大変失礼しました。飯田線以外にもあるのですね。

飯田線にかよいはじめて、いつのまにか40年を過ぎてしまいました。いつもは544M〜539Mで日帰り乗車を楽しんでいるのですが、今年は気になる列車があったので、豊橋方から片道アプローチをしてみました。
 その列車は豊橋8:11の天竜峡行511Mなのですが、この列車は同一車両が225Mとして茅野に向かいます。天竜峡からは特急が先行するのですが、「実質、豊橋〜茅野の最長距離列車だろう」と思って乗車してみました。ところが、天竜峡に着いた列車は上1に着いていったん引き上げ、その後上本に据え付けて225Mの準備完了という流れで、列車番号が変わる理由も氷解しました。
 帰宅してから配線図をみて納得、豊橋方から上本に入る信号がないんですね。さらに上1からは辰野方に進出できない配線でした。これは三信鉄道が天竜峡で折り返していた頃のなごりなのでしょうか。
 飯田線の交換駅は両方向に進出できる駅が多いので、拠点駅のこの設備は意外でした。

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