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2020年7月14日 (火)

横手配線図

北上線の最終回、横手駅です。
横手駅は正確には北上線ではないのですが、一応北上線の終点ということで(汗)。

最初は1958年6月(※1)。
195806
・本線は5線あります。裏1番線はホームに面しているようにも見えますが、描かれているホームが短く、また右上の線路別使用方にも「下り貨物」としか書かれていませんので、乗降用に使用されているのは羽後交通線側だけなのかもしれません。
・そうであれば奥羽線の旅客発着は上下本線のみ、また横黒線の旅客発着も横黒本線のみに限られるわけで、運転上の制約がちょっと大きいように思えます。貨車の入換に関しても、下りの横手着、横手発の貨車の入換は大変そうです。
・車両基地としては、横手機関区と横手客貨車区が設けられていました。1969年時点では、機関区にはD51が5両、C58が2両、客貨車区には61系が31両配置されていました。

 

続いて1961年1月(※1)。(2022年2月12日追加)
196101mmfh
・ほとんど変化はありません。
・信号機が描かれていますのでそれぞれの進路がわかります。奥羽線に関しては、旅客列車同士の追い越しはできないようです。

 

続いて1979年12月(※2)。
197912
・裏1番線のホームは乗降用として整備されたようです。また福島方には奥羽線と北上線とを結ぶ渡り線が設けられ、かなり自由度が上がったように思えます。特に北上線に対してはすべての本線から出発できるようになっています。貨車の入換に関しても効率が良くなったのではないかと思います。
・羽後交通線は1971年4月に廃止されてしまいましたが、線路名称としてはまだ残っています。
・この時点では横手機関区は乗務員区としてまだ残っていましたが、客貨車区は秋田貨車区の支区になっていました。

 

最近の前面展望動画やGoogle マップをもとに私が作成したものです。(2024/1/4追加)20200020ouyt

 

配線図は
※1印・・・NZさん
※2印・・・KASAさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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コメント

1958年の横手駅では羽後交通線が描かれており参考になります福島方で国鉄側線と平面交差していたのですね 横手駅外れの羽後交通の車庫の配線も興味がでますね国鉄の機関区や客貨車区とはまた違う配線が面白いです

yyoshikawaさん
私鉄との接続駅では、位置関係によっては国鉄線と私鉄線の交差が避けられないですよね。車両基地に配置も苦労したのではないでしょうか。

はじめまして。
駅の配線や線路呼称(線名/線番)について紹介するYouTubeチャンネルを運営している者ですが、このたび横手駅について取り上げた動画で参考にさせていただいたので、参考サイトとして記載させていただきました。

「表○番線」「裏○番線」という呼称は西日本でも見られますが、(旧)秋田鉄道管理局・新潟鉄道管理局のエリアに多いような気がします。

貴サイトでは膨大な過去の配線図を紹介されていて本当に頭が下がりますし、写真と解説で分かりやすく、楽しく拝見させていただいております。
これからも応援しております。

逆線出発さん、初めまして。
特に「裏○番線」という呼び方は、ちょっと薄暗い感じがして、個人的には好きです(笑)。

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