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2020年6月20日 (土)

大船渡線配線図 その6(下船渡~盛)

大船渡線の第6回目、最終回です。

まず下船渡駅。
1977年4月(※1)
22197704_20200620103901
・棒線駅です。

1987年3月(※2)
22198704
・変化はありません。

2000年7月(※2)
22200007_20200620103901
・変化はありません。

 

続いて大船渡駅。
1977年4月(※1)
23197704
・本線は2線で、本線と上下共用の下り2番線です。但しホームがあるのは本線のみです。
・一ノ関寄りから分岐する臨港線が設けられています。空中写真で見ると、結構スケールが大きいです。

1987年3月(※2)
23198703
・1984年に貨物営業が廃止され、臨港線は撤去されて棒線駅になってしまいました。

2000年7月(※2)
23200007
・変化はありません。
・この後震災によりBRT化され、鉄道としての大船渡線は大船渡駅につながらない路線になってしまいました。

 

最後に盛駅。
1977年4月(※1)
24197704
・大船渡線の終点であり、かつ盛線の起点です。岩手開発鉄道も接続しています。
・盛線はスイッチバックする形で大船渡線と接続しています。盛線を国道45号線に並行する形で建設すればスイッチバックの必要もなかったのではないかと思うのですが・・・。まあ、それなりの理由があったのでしょうね。
・本線は3線あります。大船渡線の列車はその3線のいずれにも発着できますが、盛線の列車は上り3番線限定です。スイッチバック構造と言い、大船渡線と盛線は直通を想定しない別個の路線、という扱いがされているように感じます。
・一般車扱貨物の営業は1972年に廃止されており、この時点では岩手開発鉄道との連絡貨物のみが取り扱われていました。
・転車台が見当たりません。さすがに昔はあったと思うのですが、空中写真からはそれらしいものを見つけられませんでした(汗)。

1987年3月(※2)
24198703
・盛線は三陸鉄道に転換されましたが、大船渡線列車が三鉄本線に進入できるところは変わっていません。
・線路はつながっているものの、岩手開発鉄道との連絡貨物取り扱いは1983年に廃止されています。

2000年7月(※2)
24200007
・岩手開発鉄道との線路のつながりは断たれてしまいました。
・1992年に岩手開発鉄道の旅客営業は廃止されています。

大船渡線側は鉄道として復旧することはかないませんでしたが、盛線側は今後も頑張ってほしいものです。

 

配線図は
※1印・・・3RT生さん
※2印・・・KASAさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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コメント

一寸前NHKのブラタモリの三陸鉄道特集で盛駅が取り上げててました其の回では岩手開発鉄道が主でした東日本大震災で岩手開発盛駅やセメント工場も津波被害に遭ったがすぐに建て直してセメント生産を再開した話等番組で岩手開発の社員が話してました 番組中盛駅の線路が外された大船渡線跡と線路の有る三陸鉄道岩手開発鉄道の対比が何とも言えません

yyoshikawaさん
盛駅につながっていたJRと三陸鉄道と岩手開発鉄道、おっしゃる通り運命は大きく分かれてしまいましたね。

六角精児の呑み鉄本線日本旅三陸鉄道編で三陸鉄道北側から南下し盛迄の道中六角精児さんが見てみたいと岩手開発鉄道の盛の石灰石積み下ろし設備を見学後盛駅へ盛駅の三陸鉄道と岩手開発鉄道は線路が健在ですが三陸鉄道と盛駅駅舎間に有る筈の大船渡線部分は線路が完全に外され代行バスのターミナルになってる様子が見てとれました

yyoshikawaさん
情報ありがとうございます。

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