釜石線配線図 その4(遠野~岩手上郷)
釜石線の第4回目です。
まず遠野駅です。
1977年4月(※1)
・釜石線の主要駅です。
・この当時は、花巻方及び釜石方に対してそれぞれ1往復の客車の始発・終着列車が設定されていました。
1987年3月(※2)
・側線がほぼなくなり、転てつ器も主要なものが発条転てつ器化されました。
2000年7月(※2)
・転てつ器はまた普通転てつ器に戻ったみたいです。
以前の釜石線の歴史の記事でも触れました通り、遠野駅周辺では改軌の際に線路の付け替えが行われています。これを空中写真で見てみます。
・国土地理院地図・空中写真閲覧サービスのUSA-R1427-75(1948年5月15日撮影)をもとに加工を加えてあります。遠野駅の改軌は花巻方が1949年、釜石方が1950年ですので、まさに改軌直前の状態です。
・花巻方は猿ヶ石川の架橋が未完成です。釜石方は路盤がまだ途中で途切れています。
・問題は青○部。転車台っぽいんですよね。まあ、もともと岩手軽便鉄道の転車台があったとしても「転車台の改軌」は無理でしょうから、転車台を新設しているのだと思うのですが。それにしても妙な位置ですね。場所が確保できなかったのでしょうか。遠野駅の転車台については情報がありません(汗)。
ついでにもう一つ。
・1966年8月27日撮影の国土地理院地図・空中写真閲覧サービスのTO664Y-C1B-6の一部を切り取りました。
・釜石方はほとんど旧線の痕跡がなくなっています。転車台ははっきり確認できます。
続いて青笹駅と岩手上郷駅です。
1977年4月(※1)
・岩手上郷駅は交換可能駅です。
配線図は
※1印・・・3RT生さん
※2印・・・KASAさん
よりご提供いただきました。
ありがとうございます。
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遠野は釜石線沿線で最大の中間駅ですね私の家で冬の岩手周遊の旅で訪れた折まだ賑やかな配線の駅でした 遠野は遠野物語の地妖怪や河童伝説で有名ですねひょっとして駅外れのターンテーブルも伝説の仕業でしょうか・・・ま冗談ですが
投稿: yyoshikawa | 2020年5月 7日 (木) 15時16分
yyoshikawaさん
遠野という地名を聞くと、何か神秘的なものを感じてしまいます。
投稿: f54560zg | 2020年5月 8日 (金) 15時11分