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2019年11月 1日 (金)

平泉配線図

KASAさんからご提供いただいた平泉駅の配線図をご紹介します。
(いつもいつもお世話になっております(汗)。)

まずは1987年3月です。
198703r
・前回の記事でも触れましたが、このクラスの駅としては珍しく上り線側には第1・第2場内信号機が設けられています。どのような背景があってのことなのか興味が湧きます。

続いて2000年7月です。
200007r
・分岐器が撤去されていわゆる棒線駅状態になってしまいました。

配線図はKASAさんよりご提供いただきました。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
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コメント

普通に考えれば、
優等退避用しかないわけで。
新幹線開業したら普通列車しかなくなれば不要になるのも致し方無いのでしょう。

何本退避があったのかは知らんけどですが(;^_^A。

ゆかわあきらさん
ひょっとして上り1番線のことでしょうか?
私が興味を持ったのは上り1番線ではなくて上りの場内信号機が第1、第2の2つ設けられていることです・・・(汗)。紛らわしくってスミマセン。

 信号機間隔を読むと第一場内と第二場内が338m、これは明らかに第一場内が後から割り込んだと推定できます。そのためか第一場内はYY現示が可能です。
 設置原因としては渡り線の新設が考えられますし、場所も納得できます。
 棒線化のとき第一場内・第二場内・出発とは異なる位置に5閉塞・4閉塞が設けられています。これは信号機の見通し距離の関係と推定できます。

C6217さん
そうですね、後から渡り線が増設されたのかも。

平泉の退避線は貨物列車の退避が目的であったのでは配線の双矢印が貨物の表示です 各種列車では矢印が一つ電車専用は白矢印で表示されてます

yyoshikawaさん
この場合の双矢印はおそらく副本線の意味ではないかと思います。地域によって差はあるかもしれませんが・・・。

平泉駅での退避の状況を『東北本線列車ダイヤ 昭和54年10月1日改正』(盛岡鉄道管理局)で調べてみました。

貨物4073列車(特甲E4)
12:00:45(上1) 12:06:30
特急31M(やまびこ1号)(特A20)
12:03:45

貨物538列車(停D9)
14:34:00(1) 14:43:30
特急26M(はつかり8号)(特A20)
14:41:00

貨物5672列車(通丙G8)
17:40:00(1) 17:46:00
特急30M(はつかり12号)(特A14)
17:33:00

貨物7160列車(通乙F0)
18:13:00(1) 18:19:00
貨物3088列車(特甲E4)(指定日運休)
18:16:00

回740D(停G9)
23:28:00(1) 23:34:00
臨急8108列車(通D2)
23:31:15
(臨急が運転の日に限り回740Dの時刻を変更して退避をする。臨急が運転されない日は退避はなし。)

1日最大5回の退避が設定されています。1回は、下り列車ですから、上り本線を支障して上り1番線に進入進出することになります。

貨物列車の種別は変遷があるようですので、ダイヤに書かれている速度種別を付記しました。列車番号の書き方は、旅客列車を含めて便宜上のものです。

 二重矢印は単矢印と組み合わせて線路の使用分類に用いられます。主と従に対して単矢と二重矢を用います。
 区分はその場に応じており、多いのが旅客と貨物、通過列車と退避列車、本線列車と支線列車などです。厳しい定義はありません。
  yyoshikawaさまのコメントのとおり、他に△矢、▲矢もあって、主に列車線に対する電車線に使用されています。

 上記の蛇足。矢印は他に、□、矢印の前に横線、同じく二重線、〇の両側に矢印(機回り)、Z(引上線)など現場の符号が沢山あります。 
 管理人さま、いつかこの符号を一覧表を・・・・。 

 上記はC6217です

話のついでに

線路図の記号は、「信号設備施設基準規程」(昭和50年12月5日 電情達第3号)の別表第5(第63条)「連動図表の作成方」第5項「配線略図に記載する記号及び連動図表の記載例」が規程上の根拠でしょう。そこでは、信号機からはじまって、標識、転てつ器と続く表があります。線路については、最後にその他として取り上げられている中に線路という項目があります。

本線は ━━━━━ (太線)
その他の線路は ───── (細線)

列車、車両運転方向として
一般の場合 ーー>ーー ーー><ーー 
機関車走行線 ーー○>ーー ーー<○>ーー

だけがあげられていて、二重矢、三角などのよく見かける記号は記載されていません。C6217さまが「現場で」と書かれているように、現場での工夫が定着していったものと思われます。
いわゆる折本という線路図では、矢印がついていない例が多いようです。折本の縮尺では、線路名称を書き込めば線路の用途が明示できるからかもしれません。

信号設備施設基準規程の前身にあたる、「連動図表調製心得」(昭27.6.9 総裁達306)の附図を見ても、線路については同様に規定されています。(この心得には、腕木信号機や第2種連動機の細かな種類とか、てこ配列図とか、古い規定があって興味深い内容です。)なお、様式記載例として各種の閉そく方式に対応して10駅ほどの例が載っていて、こちらを見ると、二重矢(ーー》ーー)が使われている駅がいくつがあります。ただ、副本線は二重矢の駅が多いですが、一重矢の駅もあります。また、二重矢の線路はホームに面していないことが多いですが、全てそうなっているわけでもありません。現場ごとの便宜によるのでしょうか。

話変わって、工事局の資料タイトルはそのものズバリ「東三工」を見ると、「◯○駅改良工事」などの記事が載っています。例えば、第12号所収の「山手線輸送力増強計画」の図面では、現状図では、電車線はーー話変わって、工事局の資料タイトルはそのものズバリ「東三工」を見ると、「◯○駅改良工事」などの記事が載っています。例えば、第12号所収の「山手線輸送力増強計画」の図面では、現状図では、電車線はーー▷ーーが、貨物線はーー》ーーで書かれていますが、計画図では、貨物線がー》ー▷ーと書かれていて、旅客列車も運転する計画であることを表しています。このように、工事局の資料では、矢印の形で、線路の使用目的を書き分けることが多いようです。

最後に、E社の「鉄道施設計画・応用」というテキストを見ると、配線略図という項があります。長いですが抜粋します。
*****
①配線略図に用いる記号
 配線略図に用いる記号は、習慣的に用いられている記号や、簡略化された記号が用いられている。
●本線・副本線
 他の側線と異なりやや太く、列車を示す矢印(旅客列車<、貨物列車<<)を記す。
 本線には副本線・待避線・折返し線などがこれに該当する。単線運転、上下共用の場合、両方向の記号を向かい合わせて記入する。
 運転する列車が異なる場合は矢印(白三角◁、黒三角◀︎など)を使い分ける。
●側線
 細線で表示する。
 機関車の走行線、機回線、機待線は機関車を示す○印に走行方向を示す矢印をかぶせて表示する。両方向に運転の場合は<○>と表示。
 引上げ線は、普通は記号をつけないが、必要な場合Z印をつける。
●他社線等
 他社線の場合は、本線・側線に準じた太さの一点鎖線。専用線についても同じように表示する。
*****
※ホーム以下は省略します。この資料も運転関係ではなく工事関係の部門から出ています。

 この種の話題は、吉江一雄氏の本に詳しいと思うのですが、整理が悪くて見つからない(苦笑)

NZさま。線路の使用方について現場の経験論を延べて恐縮でした。元の規程や資料を調べるという緻密な作業はどうも苦手です。
 今後もよろしく指摘と補正をお願いします。 

NZさん、詳細な説明ありがとうございます。
原則はあるもののローカルルールも数多いのでしょうね。架線の有無を表示するケースもあるようですし。
>上下共用の場合、両方向の矢印
到着は上りだけとか出発は下りだけの場合もあるとちょっとややこしくなりますね。

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