回路制御器
詫間駅の記事で、「常時鎖錠の71、73は鎖錠欄には記載されておらず、代わりに信号制御欄に記載されています。(中略) 鎖錠欄に記載するのと何が違うんでしょう?」と書きました。
これに対し先日の記事での3RT生さんのコメントを拝見して思わず「なるほど~!」と思ってしまいました。
要するに、71、73には電気鎖錠器が設けられていないので鎖錠のしようがないわけですね。その代わりに回路制御器で先端軌条の位置を照査して信号現示の条件としている、ということでしょう。
鎖錠されていませんので列車が間近に迫ってきていても転換できてしまうわけですが、そこは常時鎖錠という条件付きで採用されている方法なのかもしれません。
では何で電気鎖錠器を設けないのか、ということになるわけですが、これについてははっきりとしたことは言えませんが、コスト的な理由ぐらいしか思い浮かびません(汗)。
ところで先日ご紹介した上田電鉄の城下駅。
この駅の発条転てつ器には電磁鎖錠器が設けられておらず、代わりに回路制御器が設けられています。この駅の連動図表を想像するとこんな感じになるのでしょうか。
もしこのようなものだとすると信号機によって鎖錠される転てつ器が全くないわけで、「連動」感が著しく低いですね(笑)。
転てつ器の転換レバーは南京錠らしきもので施錠されているように見えますので、これも常時鎖錠ということになるのでしょうか。発条転てつ器の常時鎖錠というものが存在するのかどうかもよくわかりませんが(汗)。
配線図はt_yosiさんよりご提供いただきました。
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