坪尻・新改配線図
t_yosiさんからご提供いただいた四国総局各駅の連動図表のご紹介です。
(一覧表はこちら)
(路線図はこちら)
今回は、スイッチバック駅です。
●土讃線 坪尻駅 1986年11月
・折返線と上下着発線に上下列車が進入してしまうといわゆるデッドロックとなってしまいますので、303R反位では306L定位、306L反位では303R定位という関係になっています。
・同様の理由で303Rに対しては322Tと306LTが、306Lに対しては321Tと305RTがそれぞれ閉路鎖錠として設定されています。
・305Rには322T・321T・305RTが、305Lに対しては321T・322T・306LTが閉路鎖錠となっていますが、信号制御でないのはなぜ? ということは305Rと305Lは「手動の信号機」?
●土讃線 新改駅 1986年11月
・坪尻駅とほぼ同じですね。
配線図はt_yosiさんよりご提供いただきました。
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305Rと305Lの閉路鎖錠について。
推測ですが、普通に信号制御欄に入れてしまうと、推進運転時に自列車が信号機内方に進入することによって、運転士が停止現示を見てしまうことを嫌がったのではないでしょうか。
線形上、着発線と折り返し線では進路を取り直さずに続行運転となることはありえないので、不安全になることはないと思います。
このような方式が、スイッチバックでは一般的なのか、四国総局オリジナルなのかは不明です。後者のような気もしますが。。。
投稿: 名無し信通区 | 2019年4月13日 (土) 13時41分
名無し信通区さん
ありがとうございます。なるほど、そのような気がしますね。
他所ではどうしているんでしょう・・・。
投稿: f54560zg | 2019年4月14日 (日) 18時05分
f54560zgさん、名無し信通区さん、みなさん、こんばんは。
「閉路鎖錠」について、また一つ、勉強させていただきました。ご教示ありがとうございます。
スイッチバック式停車場の連動図表が丸々というのは、なかなかみかけませんね。
私の手許にある教科書でも、デッドロックについての解説はありましたが、他の部分は解説も表も省略されておりました。
一つ、もしかするとこれも閉路鎖錠ではと思われる資料がありましたので、ご高覧いただければと思います。
函館本線の仁山駅なのですが、加速線への場内信号機に対して、加速線の軌道回路に閉路鎖錠が施されているようなのです。
ただ、こちらで紹介されている連動図表と違い、かなり省略されている図表なので、まったく見当違いかもしれません。その場合は、お許しください。
下の「KASA」の部分をクリックしていただければ、配線略図をアップしたページへ行けます。
投稿: KASA | 2019年5月 7日 (火) 00時41分
KASAさん
お久しぶりです。
ちです。
仁山駅について加速線を走行するときは、車両ではなく、すでに列番を持った「列車」ですので、入信、入標、鎖錠てこなどではなく場内信号機、出発信号機で走行することが前提です。(入換は25km/h以下ですし)
一つは、みなさんが記載されているように、推進運転時に自列車により信号機が停止現示になることを防止する目的で間違いないでしょう。
加えて、バックで押しているときの客車・貨車で信号機が停止になり、推進中の機関車がATS動作で停止なんてのもありえます。
列車で走行中はATSのスイッチは入りです。
地上設備を改良して、ATS動作しないようにはできますが・・・。そうはしていないようです。
投稿: ち | 2019年5月 7日 (火) 10時00分
ち さん、こんばんは。こちらこそご無沙汰しております。
ご教示ありがとうございます。
篠ノ井線とかで、どのようになっているのか気になるところです。姨捨駅ならば、ホーム上から折り返し線に入る列車と信号の状況が観察できそうな感じです。
投稿: KASA | 2019年5月 8日 (水) 21時11分
KASAさん、ちさん
仁山駅の連動図表ありがとうございます。奥中山は入信でしたがこちらは違うのですね。なかなか難しそうです(笑)。閉路鎖錠になっているのは、やはり停止現示を見せないようにするためではないかと思うのですが。
姨捨駅のYOUTUBEを見ると、若干微妙ですが、列車の後部が通過した時点で停止現示に変化しているように見えます。
https://www.youtube.com/watch?v=fYdQZMCkAqA&t=568s
の10:14あたりです。
投稿: f54560zg | 2019年5月 9日 (木) 20時42分