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2019年3月12日 (火)

朝倉・伊野・須崎・阿南配線図

t_yosiさんからご提供いただいた四国総局各駅の連動図表のご紹介です。
(一覧表はこちら)
(路線図はこちら)

今回は、
・連動装置は第1種電子または第1種継電鎖錠てこ式。
・閉そく方式は特殊自動閉そく(電子符号照合式)。
を共通要素とする駅です。

●土讃線 朝倉駅 1986年11月
91198611r
・鎖錠てこ式ではあるようなのですが、鎖錠スイッチの記号(□S)が見当たりません。代わりに目に入るのは□Eの記号。
・3RT生さんのコメントの通り、特殊自動閉そく(電子符号照合式)では鎖錠スイッチの代わりに入換制御盤が設けられており、これが□Eなのだそうです。それにしてもなぜ進路鎖錠が?
・始発・終着列車もなく、入換作業の必要性はよくわかりません。貨物営業は1970年までです。

 

●土讃線 伊野駅 1986年11月
92198611r
・朝方に1本だけ始発・終着列車があるのですが、入換作業とは関係がなさそうな気がします。貨物営業は1982年までです。

●土讃線 須崎駅 1986年11月
98198611r_2
・この駅のみ第1種継電です。
・始発・終着列車が多数設定されていましたので、入換作業も行われていたのではないでしょうか。
・貨物営業も1984年まで行われていました。

●牟岐線 阿南駅 1986年11月
108198611r
・始発・終着列車が多数設定されていましたので、入換作業も行われていたのではないでしょうか。
・貨物営業も1982年まで行われていました。

配線図はt_yosiさんよりご提供いただきました。

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コメント

こんばんは。
ついに?□Eの登場ですね。入換制御盤の中を知らないのですが、駅扱てこ(CTCにある?)を扱った後、現地の入換制御盤の単独てこで進路構成し、転てつ器標識を確認、鎖錠てこを扱うことで入換が可能になる、ということでしょうか。
さて、今回ご紹介の駅の電子閉そく装置の駅装置は、
B形(須崎):継電連動装置その他の連動設備駅でC形以外の駅用
C形(他の3駅):電子閉そく装置が連動機能を受け持ち、電気転てつ器を有する3線8進路以下の駅用
に当てはまるのでしょう。C形で適用されるには進路数以外にも制限があり、軌道回路は8トラックまで・動力転てつ器は4組までで同時転換しない・現場扱いの転てつ器は4台まで、などで、これを超えるとB形(第1種または第2種継電連動装置)となるそうです。須崎の例では現場扱いの転てつ器が5台なのでB形になったのだと思います。

こんばんは。
朝倉駅で入換作業の必要性のことを記述されておられました。もしかすると、保守用車の入換ではないでしょうか。
当方先日、奥羽本線庭坂駅を見たとき、転轍機標識がつけられていることを疑問に思いました。庭坂駅で入換があるとしたら、除雪のための保守用車などです。
いかがでしょう?

3RT生さん
従来の鎖錠てこ式ですと
①信号扱所で進路を構成
②信号扱所で鎖錠てこで関係転てつ器を鎖錠
③現場の鎖錠スイッチで鎖錠てこを鎖錠
④入換開始
といった手順になるかと思うのですが、入換制御盤の場合は違った取り扱いになるのでしょうか。
電子閉そくの場合はいろいろ種類があるんですね。

やわやわとまれさん
保守用車の入換となると、線路閉鎖などといった特殊な取り扱いにならないでしょうか。通常の鎖錠てこ式での取り扱いでも行われるのでしょうか。

f54560zg さん、こんばんは。
ご紹介の連動図表群について行くべく、ドロナワ式の文献検索での図書館通い中です(汗)。入換制御盤の中を見たことはないのですが・・昭和61年の信号保安41(11)「新しい特殊自動閉そく装置(その4)」に、標準結線図の記事を見つけ読みましたところ、
①管理駅(CTC側ということでしょうか)には駅扱承認てこはなく、電話での承認を受けて、入換制御盤の駅扱てこを扱うと入換制御盤の転てつてこと鎖錠てこの取り扱いが可能となる
②転てつてこは連動制御盤にはなく、入換制御盤に設けてある。これで進路構成し、転てつ器標識、転てつ表示灯を確認
③鎖錠てこを現場に設けるため、鎖錠スイッチはない。鎖錠てこにより電気転てつ機を鎖錠、表示灯を確認
④入換開始
という感じで、信号担当さんは登場しませんね。信号ハットのみの(駅本屋がない)駅もあるでしょうから、簡略化されたハードウェアになっているのだと思います。

3RT生さん
ありがとうございます。
ややこしい取り扱いが簡略化されているんですね。

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