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2017年12月30日 (土)

貨物列車ネタ15(向きを変える列車) その5

貨物列車ネタの「向きを変える列車」、その5回目です。
例によって貨物時刻表からの追跡です。

●金町駅と馬橋駅
言うまでもなく新金線がらみのスイッチバックです。
(新小岩操でのスイッチバックもあるのですが、ここでは割愛させていただきます。)

R

1)43-10貨物時刻表
個人的には金町駅でのスイッチバックはよく知っていたのですが、43-10貨物時刻表をよくよく見ているうちに馬橋駅でスイッチバックする列車もあったことを初めて知りました(汗)。
この当時新金線を通過する貨物列車は上下合わせて56本で、そのうちの44本が田端操方面発着となっています。さらにその44本のうちの31本が金町駅で、残り13本が馬橋駅でスイッチバックしています。ただ、なぜかはわかりませんが、馬橋駅でスイッチバックする列車は田端操方面から新小岩操方面に向かう列車に限られています。

たとえば5時から15時までのダイヤを作成すると以下のような感じです。

R_2

金町駅の配線の変遷はKASAさんのサイトが詳しいですので、そちらをご覧いただきたく思います。
43-10当時は折り返し用の着発線が2本しかなく、機回しを考えると1本の列車しか止まれないため馬橋駅まで行ってそこでスイッチバックせざるを得なかったのではないかと思っています。
それにしても1日に31回の機回し作業って、結構スゴイと思うのですが。

21img178
・1971年頃、金町駅で着回し中のEF80です。

2)'80貨物時刻表
新金線を通過する貨物列車は若干減りましたが、それでも上下合わせて49本が掲載されています。ただし金町駅でスイッチバックするのはそのうちのわずか2本だけになってしまい、当然馬橋駅でのスイッチバックはなくなりました。

・1967列車 北千住→蘇我
・5998列車 蘇我→北千住

武蔵野線の開業によって大半の列車が向きを変えることなく新金線に直通できるようになり、スイッチバック列車が激減してしまったわけですね。

3)2014貨物時刻表
その後も新金線通過列車は年を追うごとに減少し、2014年時点では上下合わせてわずか8本になってしまいましたが、金町スイッチバック列車は2本が残っています。

・1091列車 隅田川→千葉貨物
・1090列車 千葉貨物→隅田川

27歳の頃までは窓を開ければ新金線の線路が見えるところに住んでいましたので、新金線の今後の動向が気になります。

●塩浜操車場
このあたりは鶴見線の各貨物取扱駅や浜川崎駅のスイッチバック構造などただでさえややこしい一帯なのですが、これをさらにややこしくする塩浜操車場でのスイッチバックです。

R_2

43-10、'80、'82、'84、'85の各貨物時刻表には塩浜操でスイッチバックする列車は掲載されていないのですが、'86貨物時刻表で突如として出現しています。

1)'86貨物時刻表
浜川崎・根岸・大川・扇町発着を主体に13本の列車の塩浜操折り返しが確認できます。

・4383列車 浜川崎→塩浜操→泉
・4783列車 根岸→塩浜操→渋川
・5381列車 扇町→浜川崎→塩浜操→内原
・5461列車 浜川崎→塩浜操→篠ノ井
・5561列車 大川→安善→浜川崎→塩浜操→宇都宮
・5765列車 大川→安善→浜川崎→塩浜操→新前橋
・4293列車 渋川→塩浜操→根岸
・4671列車 泉→塩浜操→浜川崎
・5491列車 篠ノ井→塩浜操→浜川崎
・5691列車 宇都宮→塩浜操→浜川崎→安善→大川
・5695列車 新前橋→塩浜操→浜川崎→安善→大川
・5985列車 内原→塩浜操→浜川崎→扇町
・3361列車 飯田町→塩浜操→二塚

たとえば上記の5561列車は、
①大川駅を出発
②安善駅で向きを変える
③浜川崎駅では向きは変えないものの推進で折り返し線へ
④折り返し線から塩浜操に向けて出発
⑤塩浜操で向きを変えて出発
といった具合、
5985列車の場合は
①塩浜操に到着して向きを変える
②浜川崎駅の折り返し線に入る
③推進で浜川崎駅に到着
④向きを変えて扇町駅に向けて出発
といった感じになるのかと思います。

2)'88貨物時刻表
塩浜操折り返しは7本が掲載されています。

・4383列車 浜川崎→塩浜操→泉
・5275列車 浜川崎→塩浜操→八王子
・4384列車 泉→塩浜操→浜川崎
・4786列車 渋川→塩浜操→根岸
・5381列車 扇町→塩浜操→石岡
・5380列車 石岡→塩浜操→扇町
・3588列車 飯田町→塩浜操→高岡

3)'89貨物時刻表
塩浜操折り返しは2本に減りました

・8751列車 根岸→塩浜操→宇都宮貨タ
・3588列車 飯田町→塩浜操→高岡

8751列車は自動車の返空、3588列車は紙の返空です。

4)2002貨物時刻表
'90、'91、'92では変わりありませんでしたが、2002では3本に増えています。

・5761列車 根岸→川崎貨物→倉賀野
・5775列車 根岸→川崎貨物→熊谷貨タ
・8565列車 根岸→川崎貨物→宇都宮貨タ

いずれも石油列車です。

5)2009貨物時刻表
2004では変わりなかったものの、2009では川崎貨物駅折り返しの貨物列車は消滅してしまいました。

1976050938
・1976年5月9日の浜川崎駅です。

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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コメント

これ見ていて、本牧操の塩トラは一旦塩浜操送ってから渋川に向かってたのですね。
塩浜操で連結解放作業が有ったのなら末広町のキグナス足してたんでしょうな。

新金線は鹿島とJREレールが有るうちは安泰な気もしますが・・・。
東海のをアレンジしたレールキヤが首都圏にも配置されてくると・・・怖いな。

ゆかわあきらさん
以前は国道6号の踏切で渋滞が発生していましたが、本数が減ってさほどネックにはならなくなった・・・かな?

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