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2017年11月12日 (日)

平塚の高架橋

高架橋遺構つながりで、今回は平塚駅の高架橋です。

まず線路配線の変化を追ってみます。

1967年(昭和42年)時点ではこんな感じでした。

1967
・平塚駅が線路別複々線と複線の境界となっており、その分岐点で旅客上り線と貨物下り線が平面交差していました。

これが1977年(昭和52年)になりますとこうなりました。

1977
・客貨の分岐点に今回のテーマである立体交差が設けられ、上り旅客列車はこの高架橋を通るようになって平面交差が解消されました。
・また、相模貨物駅が開業し、平塚駅下り旅客線側の貨物扱い設備に出入りする上り小運転貨物列車もこの高架橋を通ることとなりました。

さらに1986年(昭和61年)になるとこうなりました。

1986
・複々線は小田原まで延伸され、客貨の分岐点における平面交差解消という目的で設けられた立体交差はその主たる意味を失いました。
・但し平塚駅の下り旅客線側の貨物扱い設備は残っているため、小運転貨物列車のみが細々とこの高架橋を通ることとなりました。複々線延伸前は上り列車だけでしたが、延伸後は下り小運転列車もこの高架橋を通ります。

その後、Wikipediaによれば平塚駅の貨物扱い設備も1996年(平成8年)頃には廃止されたようで、その結果この高架橋は完全にその役目を終えることとなったわけです。

次にこの高架橋を通ったと思われる貨物列車を貨物時刻表から調べてみました。

R

・1980年(昭和55年)時点では平塚駅~相模貨物駅間に2往復の貨物列車が設定されています。
・その後1986年(昭和61年)になると1往復に減少し、運転区間も平塚駅~塩浜操間に変わっています。
・1991年(平成3年)には再び運転区間が平塚駅~相模貨物駅間に戻りました。
・おそらくこの状態で1996年(平成8年)頃に終焉を迎えたのではないかと思われます。

停車場変遷大事典によれば1971年(昭和46年)9月の相模貨物駅開業と同時に平塚駅の貨物営業は書類上は廃止されています。しかしながら実態としてはこの後も平塚駅下り旅客線側の貨物扱い設備は相模貨物駅に移管された形で残ったようですので、実際に平塚駅の貨物扱いが廃止された時期はよくわかっていません。

また上記の通り貨物列車としては平塚駅発着として設定されていますので、営業上は相模貨物駅、運転取扱上は平塚駅、という妙な扱いだったわけですね。

1986年(昭和61年)からは貨物列車の運転区間が平塚駅~塩浜操(つまり相模貨物駅でスイッチバック)となっていますが、相模貨物駅の配線を見る限り下り着発線から直接上り方向に出発することはできませんので、入換で転線を行っていたのではないでしょうか。

配線図は一部を除きT.Mさんよりご提供いただきました。

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コメント

貨物時刻表から推定するに、早朝のが専売公社の分で、午後のがセントラルと相模石油でしょうね。
後に相模石油のだけが残って廃止までになります。
平塚まで設定さている理由は相模石油の線路が機回しできないので、下1~3のどれかで機回ししてから推進で相模石油まで運転していたからと思います。
晩年は東カツのヨを連結してヨ先頭で相模石油までやってきてとなります。
この辺の詳しい内容はRMのトワイライトゾーンを見ていただくのが一番分かりやすいかと。トワイライトゾーンの最初がこれですし。

ゆかわあきらさん、情報ありがとうございます。
尼崎にも似たような専用線がありましたね。

未だ相模石油が健在の頃一度だけ状況を見に行きました 確かに専用線の終端部は線路が三本に別れ其の侭機廻し線もなく途切れておりタンク車を推進で送り込むものと判断しましたが当日肝心の車扱いが無く確認出来ませんでした ただ終端部にアントが一輌有り若しかしてタンク車を牽引してきて到着後アントで到着貨車を引き出し側線に押し込み別の側線に留置されてる空の貨車を機関車が引いて戻って行くのではと思いました 此の側線結構距離が長いので推進運転では大変だったのではと思うのですが・・

yyoshikawaさん、推進運転というと個人的には抵抗があるのですが、現在では結構大胆なことが行われていますね。終端駅の機回線を撤去しても、普通に推進で引上げたりしていますので。

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