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2017年10月29日 (日)

貨物列車ネタ10(ナゾの貨物列車)(大阪)

前回までの城東貨物線関係の記事を作成するにあたり貨物時刻表をいろいろ調べていたのですが、その中で見つけたナゾの貨物列車をご紹介します。

 

以下は'80貨物時刻表の一部を抜粋したものです。

 

5510r
・1997列車吹田操発宮原操行き、1999列車吹田操発大阪行きといった列車が掲載されているんです。逆方向の1996列車、1998といった列車もあります。

 

続いて'82貨物時刻表からの抜粋です。

 

5711r
・大阪駅発着の列車はなくなりましたが宮原操発着は残っています。

 

これらの列車はいったい何なのでしょう?

 

・貨物時刻表に掲載されているからには営業列車のハズですよね。事業用の列車ではないと思うのですが。
・また、今さらですが、宮原操は開設以降旅客も貨物も取り扱いは行われていません。大阪駅についても、梅田駅開業後は旅客専用駅です。
・'84貨物時刻表ではこれらの列車は姿を消しました。また、43-10の貨物時刻表にはこのような列車は掲載されていません。
・また、もし本当に吹田操発大阪行きという貨物列車が存在したとすると、大阪駅到着後の取り扱いはどうなっていたんでしょう。牽引機が単機もしくは空車を連れて宮原操に回送、折り返して大阪駅まで回送、大阪駅から営業列車・・・なのでしょうか?

 

ご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。

 

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コメント

梅田駅から東海道本線高架下を潜り大阪駅正面駅舎脇に来ていた旧艀取り線の跡の側線部は大阪駅の管轄なのか梅田駅の管轄であったのか若し大阪駅の管轄であれば吹田から大阪行きと云うのも頷けますが飽く迄推測です そこいら辺り関西の方で御存知の御方が居れば御掲示有れば幸いです

この時刻の吹田信~宮原操ですが、宮原
構内での入換機の送り込み、返却ダイヤ
ですね。
宮原の到着、発車時刻を見てみると『つ
るぎ(大阪着)』の到着前、『銀河(東京行)』
の発車後ですよね。その辺が注目点です。
この運用は、JRになってからもしばらく
続いてました。

吹田~大阪も同様に送込/返却ダイヤでし
て、大阪構内の入れ換えは、吹田機が担
当しておりました。70年代ですと、電気
機関車が有名ですよね....晩年はDE等も使
用されていました。

 配線図で見るかぎり吹操から大阪へは直行できません。宮操経由で西回りなら可能ですが運転時間がこれで間に合いますか。
 通りすがりさまの大阪の入換機回送なら納得できます。私の記憶ではパンタを上げたままいつも寝ていたEF14です。
 大阪の入換? と疑問の方もあるかと思いますが、荷物車の入換です。旅客列車に連結されて来た荷物車を切欠き荷物ホームへ移動する作業です。
 旅客列車の停車時間は短いので積み降ろしに時間のかかる荷物車は別扱いでした。

数年来興味深く拝見しております
通りすがり様の書かれた通り、こちらの記事によるとEF14は吹田二区所属なのに旅客駅たる大阪駅の入替に従事していたと書かれており、独特の業務分掌があったのですね
http://rail.hobidas.com/photo/sp/archives/2005/06/post_6.html

実態が入換機の送り込みだとして、本来「単回○レ」とでもなるべきものが、どうして営業貨物列車として列車番号が振られて貨物時刻費用に掲載されていたんでしょうね。

確かに大阪駅の荷物車の入れ替えに付いては以前大阪へ行った折EF14又はEF52写真撮影をしており
存じてました
ひょっとしてたまに塵埃輸送用貨車を牽引する関係で回送扱いでなく貨物列車扱いとしたのでは・・・

以前ネット画像でワム90000の車体に塵埃専用と書かれた画像を見かけた事が有りました
旅客車から出た駅弁カス等のゴミを運び出すのに昔は貨車を使用していた為です

yyoshikawa様の書き込みで思い出しました
民営化後も名古屋駅から名古屋機関区へ旅客列車から出たゴミをワム80000で搬出しており、「ゴミワム」と呼ばれていた記憶があります
ただ、こちらについては駅間の列車だったか、入替作業だったのか…

皆様
いろいろな、そして貴重な情報ありがとうございます。
塵埃輸送などというものもあったのですね。
これが国鉄としての運輸営業なのか?というと若干疑問を感じる部分もありますが・・・。

C6217様
こんばんは。
>配線図で見るかぎり吹操から大阪へは直
>行できません。宮操経由で西回りなら可
>能ですが運転時間がこれで間に合いますか。

北方貨物線経由の大阪行きになりますね。
宮原操~大阪まで、所要時間は15分あれば充分到着致します。(宮原発車の客車列車で所要時間、12分前後です。)
ですので、間に合うと思います。

皆様の書き込みにあるとおりで、貨物スジでも実質は機関車のみの運用だったりしますし、ゴミワムのような運用が付いていたのかもしれませんね。。

f54560zgさん、皆様、興味深い記事とコメントを拝読させていただいております。

後出しで恐縮ですが、大阪鉄道管理局の昭和55年10月1日改正(昭和56年4月1日修正)の「列車運転時刻表」に吹操~宮操~大阪間の貨物列車の時刻が出ておりましたので、拙ブログの写真アルバムにその部分の抜粋をアップロードしました。

閲覧にはこのコメントの「投稿:KASA」の部分をクリックしていただければと思います。何かの参考になれば幸いです。

これらの貨物列車は、「東海道・山陽線 貨物列車」の項の最終ページに別枠で掲載されておりました。

単行機関車が大阪駅入れ換えで、貨物列車がゴミワム列車でしょうか。市販の貨物時刻表に載っているのはゴミ収集業者向け?

記事を一読した時は、正直、ん?なんの話? でした。
読み返してみると、皆さんと同じく EF14型が脳裏に浮かびました。小学生の頃(昭和40年代後半)に梅小路蒸気機関車館へ二度程訪れたことがあり、大阪駅の東京方の外れにデッキ付きの茶色い電気機関車が止まっていたのを覚えています。
さらに、時期はずれるのですが宮原の項でお話させていただいたように、吹田機関区の DE10901 を現場で目撃していて、なぜ宮原ともあろう車両基地で吹田の機関車が?…でした。(宮原にはSL配置終了後の昭和30年代中頃以降は入換機の配置もなくなったようです)
この二つの記憶をもとにすれば皆さんのお話になるほどです。
ナゾついでで恐縮ですが、何故 EF14型 だったのでしょうか? 当時はまだ無煙化前でDL不足だったことや、DLなら待機中のアイドリング時のランニングコストとか、幹線貨物用ながら歯車比とデッキ付きで入換に適していたのか、2両だけの少数派で当時は他に用途がなくて同機があてがわれたのでしょうか。さらに同機退役後の後継機ならEF15型は?、とか様々な思いがよぎりました。
当時はリサイクルの概念も一般的ではない頃でしたが、今回の記事も趣味界でもなかなか視点が向かない、言わば裏方さん達への考察を深められる機会を与えていただき、f54560zgさん、コメントをされている皆さんに感謝申し上げます。

名無しさん、KASAさん、E10さん
情報ありがとうございます。特にKASAさんには貴重な資料に感謝いたします。こういったゴミ運搬列車って、大阪駅に限らずヨソでも見られたのでしょうか。
なぜEF14?、というのも確かに不思議ですね。まさに「余生」という感じがします。EF18も同様ですね。

f54560zg さん、みなさん、

たまたまなのですが、別の調べごとをしていて、

「鉄道ピクトリアル 1972年6月号 NO266」

をみていましたら、小林庄三さんが、読者投稿の「TOPIC PHOTOS」コーナーで、大阪駅構内の入換機のDL化に関する話題を投稿しておられました。そこでは、

大阪駅構内入換用機関車は、SL廃止後、長らくEF14形(NO1・2)だったこと、

1972年3月15日からEF14に代わって吹一のDD13形がその任にあたっていること、

DL化の理由は、「間に合わせのEF14の性能の不適と老朽化」とのこと、

が解説されていました。

まさにEF14は、「間に合わせ」の運用だったのでしょうか。

梅小路蒸気機関車館の開館が昭和47年10月10日ですので、EF14型の退役後の開館となり、前出の私のコメントはつじつまが合いません。
これは由々しき問題で、深くお詫び申し上げます。
言い訳がましくなりますが、趣味誌の写真と自身の記憶が混同してしまったのか、40数年以上たった今では真相は不明ですが、思えば他項でも記憶違いのままの妄言を放置していまっている箇所もあり、更に深くお詫び申し上げます。
EF14型って、EF52型の姉妹形式なんですね。
せっかく大阪に来たんだから、改造されて阪和線とかに登場すればよかったのに。
本線用SLが晩年に入換に従事した例は多々ありましたが、なんで本線用電気機関車が入換専用機になったんだろう…。
今回も、EF14型という、ちょっと薄幸な電気機関車に視点を向けさせていただいた f54560zgさんのblogと、特に自身の記憶力の曖昧さを自覚させていただいた KASAさんのコメント、そして大阪駅の入換に注目する機会を与えていただいたコメントをされた方々に感謝申し上げます。

E10様 EF14とEF52は姉妹機では無く旅客用EF52のギヤー比を変更して貨物用に用途変更した機関車でした 幹線電化用に当初輸入された各国の電気機関車の長短を検証して設計された国産初の幹線用電気機関車で主に米国ウエスティングハウス製のEF51及びED53を参考に造りだした電気機関車で試作的要素が多かった為か後継機のEF53に比べ両数面も含め薄幸な印象があったのでしょう
確かギヤー比変更時EF54を名乗っていたと思います
配線図コメントから脱線してしまいました

yyoshikawaさん、ご指摘ありがとうございます。
子供の頃から EF15型しか見てこなかったからでしょうか、車体が茶色でデッキ付き、特に先従輪が2軸タイプの電気機関車は憧れでした。
ただ、EF10〜EF59 迄の複雑さは、非電化第一主義だった自身には手強過ぎたようです。

KASAさん、情報ありがとうございます。毎号のトピックフォト記事の検索ができると助かるのですが(笑)。
E10さん、yyoshikawaさん
E10さんの貴重な記憶は拙ブログでの大切な宝物ですので、今後ともよろしくお願いいたします。
EF14はEF52の歯数比変更機ですから、姉妹機と呼んでも差し支えないように思うのですが(汗)。

E10さん、遅れました。申し訳ありません。

E10さんのコメントを拝読しなければ、大阪駅の入換機関車のこと、私自身、見過ごしていた情報や記事だと思います。ありがとうございました。今後ともご教示よろしくお願い申し上げます。

f54560zgさん、ピクトリアルのトピックフォトは、本当に検索できればと思いますね。停車場配線の細かな、しかし、かなり気になる変更工事の状況など、地元の方々がレポートされている場合がありますから。

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